経営破綻したホテルや旅館の再生で知られる星野リゾートが、国内外共に出店を急増させている。独特のアイデアで話題づくりを行い、業界の常識とは一味違った運営方法で成長を続け、17年には悲願の海外での自社施設の運営を開始した。独自の組織力を武器に、急速な規模拡大を続ける同社の「異端の経営」の実態に迫った。 ダイヤモンド編集部・相馬留美 写真提供:星野リゾート ※『週刊ダイヤモンド』2019年9月7日号より転載(肩書・数値など情報は雑誌掲載時のもの)、敬称略
独特な社風と強固な組織は同社の強みである一方、それになじめず退職する社員も存在する。「ヤメ星野」の証言から、同社の課題を探る。
現場で考えて動く組織を支えているのが、「星野のカルチャー」をたたき込まれた人材だ。400点満点という数字で社員を評価し、昇格は立候補制という独特の人事制度を探った。
合理化で規模を広げてきた星野リゾート。何を省き、どこにリソースをつぎ込んでいるのか。 7つの象徴的な数字から解説しよう。
独特の社風から「宗教だ」と競合他社に皮肉られる星野リゾートの経営。代表の星野佳路にも「物申す」社員ばかり。 この「変な」組織こそが、星野リゾートが拡大する秘策なのだ。
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