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日本最大の流域面積を持つ利根川。繰り返し氾濫を起こし、坂東太郎(関東で一番大きい者の意)の名で知られたこの川の下流域で、昭和平成令和時代を過ごしてきた日暮えむさん。四十年以上に渡って詳細に付けれた自身の日記を元に、失われたその時代をマンガで再現したのが本作「新ひぐらし日記」です。どんな人にもあった、でも忘れられてしまった、普通の人たちの、普通の生活。ぜひごらんください。
曾祖母・としょさんの葬儀も終わり、日常生活が戻ってきたえむさん。しかし、少しずつ薄れていく祖母の匂いに、寂しさだけが募ります。
空に昇ってしまった曾祖母・としょさん。今ではほとんど見ることのできなくなった、としょさんの土葬の儀式について、日暮えむさんの日記を元に詳細に描いていきます。
曾祖母の埋葬、土葬の時代にはあった独特の慣習がいっぱい。「さかさ竹」、ご存じの方はいらっしゃるでしょうか?
曾祖母の葬儀もつつがなく終わり、あとは埋葬。曾祖母の強い希望で土葬が行われました。昭和末期のお話です。
曾祖母が亡くなって、お葬式も大詰め。徐々にお別れの時間が近づいています。
ずっと実感がわかず、フワフワした気持ちのまま曾祖母のお葬式になりました。同じ葬式でも、家族の気持ちはそれぞれ違うようで……。
あまりにも事務的に葬儀の準備が進んでいくため、曾祖母のことを悲しむこともできなかった主人公のえむさん。しかし悲しみはふとした瞬間に訪れます。
曾祖母が亡くなっても、悲しみに暮れてばかりはいられません。淡々と葬儀の準備を進める日暮家の様子をお届けします。
重い病気を患い、寝たきりになってしまった曾祖母。ずっとうわの空だった曾祖母の目に写ったものとは?
徐々に体調が悪くなる曾祖母、病院の検査で重い病に犯されていたことがわかります。
嫁いできた際に両親と弟の位牌を持ってきた曾祖母。まだ動けるうちに返してやりたいと、数十年ぶりに生家があった場所に帰るのですが……。
思い出のつきない曾祖母編は14回目、曾祖母がこだわっていた「おしゃれ」について振り返ります。
としょさんこと日暮えむさん曾祖母のお話はお盆の迎え方について。川向うから嫁いできたとしょさんは、どんな気持ちで川辺に線香を供えていたのでしょうか。
「新ひぐらし日記」、全12回の曾祖母編は11回です。節分の豆を食べながら、曾祖母は「死ぬのなんか怖くない」と言い切ります。
曾祖母との思い出編、第9回はほりごたつの話。たかだか数十年くらい前まで存在していた、消し炭を利用した掘りごたつ。みなさんは見たことがありますか?
曾祖母としょさんの思い出編、前回に引き続き、瓜の鉄砲漬けに使う「しそ巻き」のお話です。何十年もしそ巻きを作り続けた曾祖母の手。えむさんの記憶にどう残っているのでしょうか?
曾祖母・としょさん編、今回は日暮家の女性4代そろって行われていた「しそっぱそろえ」の話。成田山名物の瓜の鉄砲漬け、あの部分はこうやって作られていたのです。
曾祖母編、今回は食生活について。味噌汁に出汁を入れない曾祖母の、不思議理論が炸裂します。
主人公・えむさんの曾祖母の思い出編第5回です。若い頃、5時間歩いて行商に行っていたという「としょさん」。そんなとしょさんにもおちゃめな一面があったようです。
時代は下り、えむさんが生まれたあとの曾祖母の話。物心がついた時から「としょさん」と読んでいた曾祖母の存在、えむさんは徐々にあることに気がつきはじめます。
曾祖母編は戦争を経て、ついに主人公えむさんの両親の世代に入ります。女の子しかいなかった日暮家ために曾祖母が奔走します。
曾祖母編はいよいよ太平洋戦争の時代に入ります。曾祖母の息子、えむさんのお祖父さんの生々しい戦争の記憶です。
今回より新章スタート。日暮えむさんのお祖父さんのお母さん、曾祖母のお話。時を遡ること100年以上前、曾祖母は茨城から利根川を船で渡って嫁いできました。
今回も千葉県成田市周辺に今も残る真言宗「弘法大師信仰」のお話。成田山ができて1000年、ずーっと信仰が守られてきたのには、やはり理由があるようです。
真言宗の大師信仰の話、今回は時が進んで最近の話。もちろん今でも大師様一行の行列はあるのですが、ちょっとだけ形が変わってしまったようです。
千葉県北部から茨城県南部一帯に広がる真言宗・弘法大師信仰。今回はそんな成田山新勝寺を中心に行われている霊場行脚の思い出です。
成田といえば新勝寺。1000年以上前に開山された、真言宗のお寺です。そのせいか、地域には開祖空海こと弘法大師への信仰があつく、現在でもさまざまな形で残っています。今回はそんな大師信仰のお話です。
「新ひぐらし日記」、中学校の引っ越し編は番外編です。生徒の強制労働によってようやく終わった引っ越しでしたが、実は後日談がありました。
引っ越しも一段落、あとは校庭だけですが、これも生徒の力に頼ってしまうのが昔の中学校。生徒にテニスコートの整備をさせて、先生がやっていたこととは……?
前回に続き中学校の引っ越し編、今回も今の時代では考えられない生徒の強制労働が行われます。とはいえ生徒たちはのんきなようで……
中学校に進学したえむさん、新校舎建築の騒動に巻き込まれます。新しい校舎は建てられたものの、校庭は荒れ地のまま。それを現在では大問題になりそうな方法で解決していきます。
今回より中学生編がスタート。と思ったら、とある事情で前回引っ越したはずの木造校舎に逆戻りすることになりました。一体なにがあったのでしょうか?
毎週更新「新ひぐらし日記」、今週は学校の引っ越しの後編です。子供の手を借りてまで行われた引っ越し、嬉しいだろうとかいわれても上級生にとっては複雑なようで……。
好評につき、今回から毎週更新になった「新ひぐらし日記」、今回は引っ越しのお話。引っ越しとはいっても、学校の引っ越し。一体どのように行われたのでしょうか。
今回は方言の話の後編です。えむさんはある日、テレビドラマに見入る父親を目撃。当然役者たちは標準語なわけですが、ちばらぎ弁ぺらぺらのお父さんは、それをどのように聞いていたのでしょうか?
今回の新ひぐらし日記は「燃す」後編です。ごみになったものは、何でもかんでも燃やしてしまうは田舎あるあるですが、現在は条例に寄って禁止されてる場合が多いので、絶対真似しないでくださいね!
稲作農家が多い日暮えむさんの村では、稲のもみ殻を庭や畑で燃やす習慣があったそう。そのせいか、なんでもかんでも燃やす文化があり、あんなものまで平気で燃やすようになってしまったとか……。
今回も引き続きお店のお話。昔の客商売はこういうことが通じたんですね……と思ったら現代でもなかなかのようです。
新ひぐらし日記、今回は買い食いの話。いつの時代も、どんな年齢でも買い食いは楽しいもの。昭和の時代に流行したお菓子を振り返りながら、楽しかった時代を追体験してみてください。
国際色あふれる、と思われがちな成田市の農村集落のお話「新ひぐらし日記」。今回は住人同士のコミュニケーションについて。なぜか時候の挨拶を重んじる住人たちと、元祖エコバックのお話です。
前回に続き母と娘のお話。驚異のリアリストお母さんと、優しいおばあちゃんのお話です。きっと、どちらのタイプも必要な時代だったんです、きっと、多分……。
幻冬舎×テレビ東京×note「コミックエッセイ大賞 」審査員特別賞作品、「ひぐらし日記」を大幅リライトした「新ひぐらし日記」は第二回です。今回は鮮血もほとばしる、保育園時代の虫歯の思い出です。
利根川沿いの田園風景広がる村に生まれ育つ。小3の時、担任の先生からすすめられて日記を書きはじめ、以来1日も欠かさず書いてきた。その日記をもとに、昭和平成令和へとまたがるエッセイ漫画「新ひぐらし日記」を執筆。商業媒体ではじめての作品。