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IT・テックで外食産業が激変している。「早い、安い、旨い」に行き詰まる外食企業にとっても、「早い、安い、旨い」を求める消費者にとっても、テックは武器になる。中でも強力な武器である携帯電話の「外食アプリ」を格付けし実力を評価。さらに店舗の厨房、客席に至るまで、生産性革命の最前線に迫った。 ダイヤモンド編集部・山本 輝、臼井真粧美、大矢博之、重石岳史、相馬留美/データ分析担当・鈴木崇久 ※『週刊ダイヤモンド』2018年11月17日号より転載(肩書・数値など情報は雑誌掲載時のもの)
飲食店にとって、グルメメディアは送客をしてくれる貴重な存在だ。しかし、依存し過ぎると、新規客ばかりになり店の先細りは必至。過度な広告には、落とし穴がある。
ぐるなび、食べログ、一休.comレストラン、ホットペッパーグルメ、ほか12サイトを格付け。
消費者からの支持が厚い食べログが、飲食店課金へとかじを切り、店主たちは不信感を募らせている。モデルシフトした裏には、グーグルらの襲来など業界構造変化への危機感がある。
アプリを使ってもらうことで店は客の情報を得られる。それによって個々の客のニーズに合ったクーポンを提供するといった販促が可能になる。これが紙クーポン時代との決定的な差だ。
「きつい」「汚い」「危険」がそろう“3K職場”ともいわれる外食産業をテクノロジーで変革しようとする「レストランテック」に投資資金が流入している。外食産業の救世主になるか。
調達から調理、会計あるいは人材育成まで、あらゆる工程や部門に生産性向上のポテンシャルはある。本誌が実施した企業アンケート(末尾に掲載)の回答から、企業が取り組む生産性革命の最前線を探ろう。
【リンガーハット】厨房から「中華鍋」と「包丁」が消えた 【スシロー】ネタ乗せとカットだけは「人の手」
【インタビュー】 河村泰貴(吉野家ホールディングス代表取締役社長) かわむら・やすたか/1968年生まれ。大阪府出身。93年現吉野家HD入社。12年より現職
「早い」「安い」「旨い」の代名詞である、吉野家の牛丼がもうからなくなった。人件費と原材料費の高騰がダブルパンチで経営を襲う。従来の延長線上に、勝ちシナリオは見つからない。
2013年に創刊100周年を迎えた『週刊ダイヤモンド』は、書店で一番売れているビジネス誌。昔も今も“ビジネスパーソンのパートナー”として、常に変化する時代をキャッチし、鋭く取材対象に斬り込み、わかりやすく読者にお伝えしてきました。その中から選りすぐりの記事をお届けします。 ※ cakes版では、一部の漢字が簡略体で表記されている場合があります。内容は『週刊ダイヤモンド』本誌の編集当時のものです。 Twitter:@diamondweekly Facebook:http://www.facebook.com/diamondweekly