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編集者・ライターの野本響子さんがマレーシアで暮らし始めて感じたのは、日本にくらべて驚くほど寛容なマレーシアの社会。「迷惑は掛け合うのが当たり前」「怒る人ほど損をする」など、日本の常識からしたら驚くことばかり。 この連載では、そんなマレーシアをヒントに、怒らない社会はどんな風なのか、怒らない社会では人々は何を犠牲にしないとならないのかをお伝えしていきます。
マレーシア在住の野本響子さん。東京にいる時とマレーシアにいる時、同じことをして過ごしていても時間の感覚が全く違うんだそうです。その理由について、日本とマレーシアを比較しながら考えていきます。
ところ変われば学校の評価の仕方も変わるもの。野本響子さんが息子を通わせていた学校では、多くの日本の学校とはちょっと変わった形で生徒を評価しているそうです。
日本では新型コロナに感染したり、何か事故にあったりしたときに当事者を責める傾向が他国よりも強いそうです。そうなったのは、あなたが悪いと。しかし、海外からみるとこの風潮はちょっと不思議に見えるのだそう。
SNSでよく見かける紛糾した議論。マレーシア在住の野本響子さんは、ある議論が起きそうになったら、その場からさっさと立ち去るようにしていると言います。いったいどういう議論なのでしょうか?
GDPの上昇と幸福度はかなずしも比例しないという「幸福のパラドックス」。日本よりもずっと一人当たりのGDPが小さいマレーシアに暮らす野本響子さんは、この現象が起こる理由について考えました。
日本人の議論下手はしばしば言われることですが、議論慣れしている国ではどのように議論の仕方を教えているのでしょうか? マレーシア在住の野本響子さんが、その様子をレポートしてくださいました。
ある事柄をめぐって評価が割れることはしばしばありますが、事実は複数あるのかもしれませんね。
多様性と寛容の国として紹介してきたマレーシア。しかし、一方でマレーシアに来て、たまらなくストレスを抱えてしまう人もいるといいます。いったい、どういう人なのでしょうか。
ウチとソトの意識が強いと言われる日本。かたや多様性の国、マレーシアではグループの意識が希薄なようです。
日本とマレーシアの大きな違い。そのひとつが教育です。画一的な傾向がある日本の教育にくらべて、個人の個性を伸ばすことを重視するというマレーシア。その先には個人が生きやすい社会があるようです。
教育方法が一通りでなく、その人にあった学びのタイプが選べるというマレーシア。効果的な学習方法を紹介した本は多々ありますが、どういうやり方が効果的かは人によって違うのかもしれません。
依然として厳しい行動制限が行われているマレーシア。しかし、意外にもこの状況をポジティブに捉え、楽しんでいる人が多いのだといいます。いったいどういうことでしょうか?
新型コロナで移動制限がかかったマレーシアに滞在中の野本響子さん。外出が規制される状況での生活と、そんななかでもユーモアを忘れずに楽しく過ごす人々の様子をレポートしてくださいました。
ジャッジメンタルという言葉をご存知でしょうか。なかなか日本語にぴったりな言葉がないようですが、いま私たちが特に注目すべき言葉かもしれません。
「白黒思考」とは、良い悪い、正しい間違ってるなど二分論で考えてしまうこと。ついつい陥りやすい考え方ですが、昨今のウイルスにしても、この白黒思考が不安を生み出しているケースがあるようです。
新型コロナウイルスをめぐり、各国の政府がさまざまな発表をしています。マレーシア在住の野本響子さんが、各国のコミュニケーションの見比べながら「伝える力」の重要性について考えます。
誰でも意図せず感情的になってしまうことがあります。しかし、感情に振り回されるのは本人にとっても好ましくないもの。多様性と寛容の国マレーシアから、知性で感情をコントロールする方法について考えます。
社会的な不寛容さが問題になるなか、多様性と寛容の国・マレーシアに学びます。今回は、除夜の鐘が苦情で中止に追い込まれたというニュースを受けて、分断が進む高齢化社会の現実について考えます。
日本とくらべると驚くほど寛容なマレーシアの社会。そこでは、怒る人は少なく、相互扶助の文化が根付いているといいます。とりわけ寛容さが際立つのが今回ご紹介する「無料食堂」です。
日本では依然として空気を読むことを求められがちですが、価値観や考え方が多様化した社会では空気を読むことはむずかしいもの。そういう社会でお互いがうまく付き合っていくにはどうしたらよいのでしょうか?
日本語には潜在的に上限関係が入り込んでいる? マレーシアに長期滞在中の野本響子さんは、海外で日本語を使う必要が出てきた時、普段より考えることが多くて戸惑ってしまうと言います。それはなぜなのでしょうか?
何が正しいかをめぐって揉めることはしばしばありますが、世界には「正しいことよりも親切なこと」「正しいことよりも楽しいこと」に価値をおく人もいるようです。
海外に比べて日本は注意書きやアナウンスが行き届いている、といわれます。しかし、その反面、自分でなんとかする力は弱くなってしまっているのかもしれません。
基本のんびりなマレーシアの社会ですが、意外に物事が進むのはスピーディなようです。
怒らない人が多い国、マレーシア。一方で、お店や公共のサービスは割とゆるめ。他者やサービスに厳しいことの多い日本よりも、そういう国のほうが生きやすくなるのでしょうか?
マレーシアに長期滞在中の野本響子さんが目の当たりにした驚くほど怒らない人々。マレーシアでは怒る人は「感情をコントロールできない幼稚な人」と見なされ、損をしてしまうことが多いようです。
マレーシア滞在中の編集者/ライター。7年滞在中の摩訶不思議な国マレーシアから学んだあれこれを発信中。 都立青山高校、早稲田大学法学部卒業。損保会社、アスキーを経てフリー。「ASAhIパソコン」「アサヒカメラ」編集部。著書に「日本人は「やめる練習」がたりてない」 (集英社新書) 「いいね!フェイスブック」(朝日新書)ほか。編集した書籍に松井博「僕がアップルで学んだこと」(アスキー出版)ほか。 PRや旅行事業などの傍ら「マレーシアマガジン」編集長を務める。note定期購読マガジン、毎日更新中。https://note.com/kyoukn