娘のアリソンが長年のボーイフレンドのベンと婚約を決めた。と思ったら、「ウエディングは自宅でする」と言い出してパニックに陥ってしまった渡辺由佳里さん。自身の経験から結婚式にトラウマも抱える渡辺さんとその家族の1年にわたる「手作り結婚式」のドタバタ模様をお届けします。
この連載もついに最終回。アリソンとベンのウエディングには、出自や宗教から生活習慣までさまざまな人たちがお祝いにかけつけてくれました。
この連載でたびたび紹介されてきた、マイペースな花嫁の父。結婚式でどうしてもやりたいことがあるらしく、主役が誰かをすぐ忘れてしまう花嫁の父に渡辺さんの怒りがついに炸裂します。
婚約を決めた娘たっての希望で、自宅での手作り結婚式を行なった渡辺由佳里さん。多くの人がさまざまなものを「手作り」してくれた思い出深い結婚式となりました。
婚約を決めた娘のたっての希望で、手作り結婚式の準備をしてきた渡辺さん。ついに迎えたウェディング当日。ゆったり式を楽しめるかと思いきや、最後の仕上げに奔走することに…。
アメリカの結婚式で重要な役割を果たすのが、パーティーと呼ばれる仕掛け人たち。特に、手作りの自宅ウエディングで、結婚式のプログラムを作り、実行してくれたのが新郎新婦とその友人たちでした。
結婚式とともに検討する必要があるのが結婚後の姓の問題。日本でもたびたび話題になりますが、アメリカの事情はどうなっているのでしょうか? そして、婚約を決めたアリソンとベンが決めた予想外の選択とは…。
エッセイスト、洋書レビュアー、翻訳家。助産師、日本語学校のコーディネーター、外資系企業のプロダクトマネージャーなどを経て、1995年よりアメリカ在住。 ニューズウィーク日本版に「ベストセラーからアメリカを読む」、ほかにFINDERSなどでアメリカの文化や政治経済に関するエッセイを長期にわたり連載している。また自身でブログ「洋書ファンクラブ」を主幹。年間200冊以上読破する洋書の中からこれはというものを読者に向けて発信し、多くの出版関係者が選書の参考にするほど高い評価を得ている。 2001年に小説『ノーティアーズ』(新潮社)で小説新潮長篇新人賞受賞。著書に『ベストセラーで読み解く現代アメリカ』(亜紀書房)、『トランプがはじめた21世紀の南北戦争』(晶文社)などがある。翻訳には、レベッカ・ソルニット『それを、真の名で呼ぶならば』(岩波書店)、糸井重里氏監修の『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社、日経ビジネス人文庫)、マリア・V スナイダー『毒見師イレーナ』(ハーパーコリンズ)、がある。