イチロー引退の報を受け、小説家・樋口毅宏が緊急書き下ろし!
体が大きく野球センスもあった内之田真一は、自分の輝ける将来を疑ったことはなかった。そのスポーツ少年団に、一朗がやってくるまでは。 天才とは何かを問う物語。
【第5回】 真一は日本大学の野球部に進学し、カースト制度の最下部で揉まれる日々。 一朗が「イチロー」に改名し、怒濤の快進撃が始まった 天才とは何か。イチロー引退の報を受け、樋口毅宏が緊急書き下ろし!
【第4回】 一朗は愛工大名電附属高校、真一は中京高校へとそれぞれ進み、 それぞれ甲子園を目指す。ところが、真一は乗用車にぶつかられ 大怪我してしまう。イチロー引退の報を受け、樋口毅宏が緊急書き下ろし!
1971年、東京都豊島区雑司ヶ谷生まれ。エロ本出版社から強制追放を経て、2009年に『さらば雑司ヶ谷』で作家デビュー。 近著に小説『ドルフィン・ソングを救え! 』、サブカルコラム集『さよなら小沢健二』。そのほか著書に『日本のセックス』『二十五の瞳』『愛される資格』など話題作多数。 なかでも『タモリ論』は大ヒットに。