そこに定食屋があるかぎり。

絶滅危惧種ともいわれながら、今もなおも人々の心と胃袋をつかみ、満たしてくれる「定食屋」。安価でボリュームがあり、おいしく栄養があって…。そこに定食屋があるかぎり、人は店を目指し、ご飯をほおばる。家庭の味とは一線を画したクオリティーに、ついまた食べたくなってリピートしてしまう。店主たちが生み出すその店の味と物語を、作家でありエッセイストである大平一枝が綴る連載。

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著者プロフィール

大平一枝

大平一枝おおだいら かずえ

大量生産、大量消費の社会からこぼれ落ちるもの・失われつつあること、価値観をテーマに各誌紙に執筆。著書に『東京の台所』『男と女の台所』『もう、ビニール傘は買わない。』(平凡社)、『届かなかった手紙』(角川書店)、『あの人の宝物』(誠文堂新光社)、『昭和式もめない会話帖』(中央公論新社)、『新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく』(大和書房)など。『東京の台所』(写真・文/朝日新聞デジタル「&w」)連載中。 HP「暮らしの柄」http://kurashi-no-gara.com Twitter @kazueoodaira Instagram @oodaira1027