購読手続きをすると、有料記事を含むすべての記事をご覧いただけます。 購読は こちら から。
「平成」からの御代替わりが間近に迫る今、新宗教界も節目を迎えている。7月には平成時代の象徴ともいえるオウム真理教の麻原彰晃(本名・松本智津夫)らに死刑が執行。最強教団・創価学会では重病説が流れるカリスマ、池田大作名誉会長の“Xデー”が近づく。他の大教団の多くも、信者の高齢化と進まぬ世代交代の中、苦境にある。人々の心のありようが表れる新宗教は、いわば世相を映す鏡。その最前線を知れば現代社会が見えてくる。
かつて霊感商法などで社会問題となった統一教会は今も根を広げ続けている。 ジャーナリスト・鈴木エイト
オウム真理教、幸福の科学、ワールドメイト。1980年代に台頭した新・新宗教の御三家と呼ばれる教団には共通項がある。いずれも発祥の地が東京・西荻窪であることだ。
ワールドメイトと同じ1980年代創設の新・新宗教の異端児、幸福の科学にとって2019年は勝負の年だ。事業モデルを進化できなければ、衰退の道をたどることになる。
教団トップの顔とギャグ満載の風変わりな広告を新聞などに大量掲載するワールドメイト。コンサートやチャリティー活動など、宗教とは無関係にも思える取り組みの狙いは何か。深見東州氏に聞いた。
真如苑以外にも、独自の戦略で生き残りを図るのが新・新宗教のワールドメイトだ。ライバルである幸福の科学、オウム真理教と一線を画すそのニッチ戦略を追う。
縮む教団の中で、最も凋落が激しいのがPL教団だ。同じく右肩下がりでも、立正佼成会や天理教とは次元が異なる。その敗因に迫った。 ジャーナリスト・山田直樹
創価学会から「東の立正佼成会、西の天理教」と目の敵にされた天理教も、立正佼成会と同じく苦境にある。教団を揺るがす“事件”も立て続けに起きているという。
保守傾向を強める公明党を支持する創価学会に対し、右派から左派に急旋回したのが生長の家だ。政治に深く関わったもう一つの新宗教団体の“帰結”を見る。
日本の人口減少で国内信者数が頭打ちとなる中、海外に活動を広げる新宗教は、創価学会に限らず多い。中でも近年、宗教界の注目を集めるのが“最後のフロンティア”アフリカ大陸だ。
18年9月下旬、創価学会の本拠地を歩くと、今も膨張を続ける“創価村”の姿がそこにはあった。一方で国内市場の縮小は避けられない。学会の知られざる海外戦略を紹介する。
新宗教界随一の集票力に異変が起きている。沖縄県知事選において公明党は、前回衆院選の比例得票700万票割れと合わせ、2連敗に終わった。創価学会の集票力の秘密と現状を探る。
「このたび、世界救世教は、岡田陽一さまに教主を退いていただく重大な決定を致しました。この決定は、法的には『教主の推戴』を同理事会が全会一致で『取り消す』議決をしたということです」
新宗教に縁がないという読者も多いだろう。各教団の詳細に入る前に、新宗教界の全体像を押さえておきたい。
2013年に創刊100周年を迎えた『週刊ダイヤモンド』は、書店で一番売れているビジネス誌。昔も今も“ビジネスパーソンのパートナー”として、常に変化する時代をキャッチし、鋭く取材対象に斬り込み、わかりやすく読者にお伝えしてきました。その中から選りすぐりの記事をお届けします。 ※ cakes版では、一部の漢字が簡略体で表記されている場合があります。内容は『週刊ダイヤモンド』本誌の編集当時のものです。 Twitter:@diamondweekly Facebook:http://www.facebook.com/diamondweekly