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林真理子さん、燃え殻さんも才能を認めた著者の会心作を限定公開!
2019年、45歳独身で人生に絶望したフリーターのトリコ。睡眠薬で自殺をはかって目覚めたのは、1989年の渋谷だった! トリコに幸せは訪れるのか? 「めちゃくちゃの面白さ。 私たちの80年代をこんなにもてあそんでいいのか! この天才野郎!」――林 真理子さん(作家)
【最終回】遂にそのときがきた。酷く酩酊し、最低の男と化した俊太郎は、あいかわらずトリコに暴言を吐き続けていた。覚悟を決めたトリコは、手にしていた包丁を俊太郎の腹に突き刺した――。
【第22回】見識が認められ、音楽ライターの地歩を築いたトリコ。遂に「ドルフィン・ソング」の対面取材が決まった。バブル崩壊直前、この時代に精一杯のおしゃれをして、ダイエットをして取材に備えるが……。
1971年、東京都豊島区雑司ヶ谷生まれ。エロ本出版社から強制追放を経て、2009年に『さらば雑司ヶ谷』で作家デビュー。 近著に小説『ドルフィン・ソングを救え! 』、サブカルコラム集『さよなら小沢健二』。そのほか著書に『日本のセックス』『二十五の瞳』『愛される資格』など話題作多数。 なかでも『タモリ論』は大ヒットに。