警察官も読んでいる「警察小説家」対談 今野敏×吉川英梨

『相棒』に『絶対零度』、『刑事7人』、『遺留捜査』など、この夏もテレビで刑事の姿を見ない日がないほど、刑事ドラマが人気を博している。一方、不況と言われる出版業界でも、シリーズものの警察小説は気を吐き売れ行きは好調だ。女性には珍しい警察小説の新旗手として活躍する吉川英梨さんも、デビュー以降、「ハラマキシリーズ」、「新東京水上警察シリーズ」、「十三階シリーズ」、「警視庁53教場シリーズ」など、数々のシリーズを手がけてきた。そんな吉川さんが警察小説の先達として憧れるのは、今野敏さん。『隠蔽捜査』で数々の文学賞を受賞し、著作は次々とドラマ化され、30年以上も前から警察小説の地平を開拓してきた大きな存在である。今回、吉川さんの小説家デビュー10周年にあたって、今野さんに対談をお願いしたところ、OKのお返事をいただいた。一見、難解と思われる「警察小説」の取材から書き方まで、その創作現場に迫る――。

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著者プロフィール

吉川英梨

吉川英梨吉川 英梨

1977年、埼玉県生まれ。米テンプル大学日本校教養学部政治学科中退。出版社に勤務したのち、アメリカへの語学留学、インドでの国際協力活動を経て帰国。2008年に『私の結婚に関する予言38』で第3回日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞を受賞しデビュー。著書に「女性秘匿捜査官・原麻希シリーズ」、「新東京水上警察シリーズ」、「警視庁53教場シリーズ」、「十三階シリーズ」、『ハイエナ』や『葬送学者R.I.P.』などがあり、警察小説の新旗手として注目を集めている。

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