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cakes(ケイクス)
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僕、余命2ヶ月って言われたんですよ。でも、生き残っちゃいましたけど――。末期がんを宣告された30代男性の“ありそうでなかった”半生を、「100回泣くこと」の著者・中村航が小説化!
2017年11月24日更新
しぼりこみ
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著者と編集者による、小森谷くんへの何日かにまたがる取材が終わった。打ち上げと称して、3人は神保町のバーでビールを飲みながら、小森谷くんの話で盛り上がる。余命宣告された青年が、今後紡いでいく物語とは一体……。『小森谷くんが決めたこと』、最終回です!
2011年3月11日、14時46分。あの震災の日、小森谷くんは会社で仕事をしていた。深夜まで電車は動かず、帰宅できたのは夜中だったが、彼は亜也華ちゃんのために、車を走らせる。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年11月22日更新
亜也華ちゃんに告白をした小森谷くん。彼女も小森谷くんのことを好いているようだが、付き合う、ということになるとなんだか様子がおかしいようで……? 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年11月20日更新
小森谷くんは、文通をしていた亜也華ちゃんが帰国するというので、空港まで迎えにいくことにした。2年ぶりに再会した2人。亜也華ちゃんのことを好きになっていた小森谷くんは、この機会を大切にしようと意気込む。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年11月17日更新
検査の結果、小森谷くんの体を蝕んでいた腫瘍はすべてなくなっていた。喜びをかみしめる彼は、さっそく母親や親友の土岸に報告をする。そこで、土岸がお祝いに寿司をおごってくれるという話になり……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年11月15日更新
小森谷くんは治療を続けながら、会社に少しずつ出社するようになった。同僚も、まだ本調子ではない彼のことを気にかけてくれている。社会復帰に励む彼だったが、やはり抗がん剤治療の結果が気がかりで……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年11月13日更新
実家から通院する治療もがんばろう、と心に決めた小森谷くん。副作用で脱毛や味覚の変化が顕著になっていた。そんなある日、親友の土岸に誘われてラーメン屋に来た彼は、味の濃いものが食べられるかわからないと言っておきながら、大盛りのつけめんを完食する。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年11月10日更新
抗がん剤治療を、通院での治療に切り替えた小森谷くん。退院した彼は、親友の土岸と共に京都の家を引き払いにいった。1か月半ぶりに訪れた部屋のポストには、亜也華ちゃんからのエアメールが届いており……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年11月8日更新
抗がん剤治療を受ける小森谷くんは、つらい副作用に耐えながらも、前向きに物事を考えていた。自分が強い気持を持ち続ければ、周りの人も少し気が楽になる。彼は持ち前の明るさで、体重の減少や脱毛も、笑い話に変えていった。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年11月6日更新
小森谷くんはとうとう入院し、治療を始めた。このぐらいで弱音を吐いてはいけないと思っていた彼だったが、同じ病室の人の症状が急変した際、初めて弱気になってしまう。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年11月3日更新
余命2か月。その事実が重くのしかかるが、小森谷くんは、入院先が決まるまで深刻に考えるのはやめようと決める。そして入院先が決まった彼は、どうしても自分に任されていた仕事が気になり、夜行バスで京都の劇場に向かうが……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年11月1日更新
がんの宣告を受けた小森谷くんは、母親と土岸に連絡をする。入院し、治療するために京都から東京へ戻った彼に医者が告げたのは、治療しなければ余命2か月という、残酷な事実だった。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年10月30日更新
周囲から病院に行くことを勧められた小森谷くんは、そこでようやく、病院にかかることにする。軽い病気だろうと思っていた彼の疾患は、ホジキン病。血液のがんだったのだ。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年10月27日更新
仕事で忙しい毎日を送っていた小森谷くんだったが、その生活は充実していた。亜也華ちゃんとの文通も続き、それが密かな愉しみにもなっていた。しかし、仕事熱心で自分の生活態度を改めなかった彼の体に異変が現れ……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年10月25日更新
東京最後の夜、深夜バスを待つまでの間、小森谷くんは土岸やルミバイトの仲間たちと飲んでいた。バスまで見送りに来てくれたことに感謝して、小森谷くんは東京を後にする。直前に、亜成華ちゃんという元バイト仲間の女の子からもらった手紙を読んだ彼は、その後文通を始めることになる。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』 ...
2017年10月23日更新
八王子から京都の劇場へと異動を命じられた小森谷くん。一人暮らしのため、京都に向けて実家を出る当日、彼の母親になぜかアイロンを手渡され……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年10月20日更新
マスコミ回りと並行して、小森谷くんは新しい職場を探していた。「何でも耐える、ってことじゃないだろ――」という土岸の言葉に突き動かされ、彼は今の状況を変えようとする。そこで、正社員としての採用が決まったのが、大手映画館のチェーンだった。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年10月18日更新
配給会社でのアルバイトを始めて一週間も経たないのに、マスコミ回りを頼まれた小森谷くん。教えてくれる上司もいない中、なんとかマスコミ各社を訪問するも、どの会社もほとんど取り合ってくれない。上司に怒られる日々が続き、仕事に忙殺される彼は一年ぶりに土岸と再会するが……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別 ...
2017年10月16日更新
配給会社で働くことになった小森谷くんは、やる気に満ち溢れていた。アルバイト初日からたくさんの雑用を頼まれた彼だが、なんと二日目には、十万枚のチラシを一人で配らなければならないという。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年10月13日更新
九月に大学を卒業した小森谷くんは、まだ映画館でのアルバイトを続けていた。映画配給会社に少しでも近づくため、映画のスクールにも通うようになった彼は、バイトに明け暮れていく。そんな中、とうとう配給会社でアルバイトをすることが決まり、映画館のアルバイトを卒業することになる。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』 ...
2017年10月11日更新
クリスマスの夜、カップルであふれるお台場海浜公園の砂浜に、小森谷くんと土岸は降り立った。彼らが始めたことは、女を取り合う殴り合いの喧嘩であったが……? 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年10月9日更新
文子さんと別れた小森谷くんは、当然ながらクリスマスの予定がない。そこで、当日は土岸ら独り身の男たちと遊んでいた。そんなとき土岸が、大学生最後のクリスマスは負けてられないと言い始め、あることをするため、彼らはお台場に行くことになる。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載! そして、文庫版が本日発売 ...
2017年10月6日更新
すれ違いを重ね、喧嘩をしてしまった小森谷くんと文子さん。早朝、謝るために文子さんのもとを訪れた彼だったが、それが決定的な原因となり、2人は距離を置くことになる。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年10月4日更新
就職氷河期のせいで、映画配給会社への就職がかなわなかった小森谷くんは、まず大学の卒業を目標に、単位取得やアルバイトに専念していた。そうした中、文子さんに会う頻度はどんどん減っていき、仲が良かった二人は、喧嘩ばかりするようになってしまい……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年10月2日更新
文子さんに夢中な小森谷くんは、学校の単位も足りず、留年が決定していた。その上、最近は土岸とも疎遠になりがちである。彼は、土岸に対してコンプレックスを抱いていたこともあり、いつまでも土岸に頼ってはいられないと、考えていたのだった。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年9月29日更新
車の免許を取得したばかりの人が首都高に乗るのは、かなり難しいはず。だが小森谷くんは彼女とディズニーランドに行くために、初めての首都高に挑むのだった。そして、無事にたどり着いた場所はなんと……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年9月27日更新
文子さんと付き合い始めた小森谷くん。2人はネコのようにじゃれあう仲良しなカップルとなり、夜な夜な原付の二人乗りででかけ、夜景を楽しんでいた。だが、原付の二人乗りは違法行為。どうすべきかと考える彼のもとに舞い降りたアイデアとは……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年9月25日更新
話があるからと、仕事終わりの文子さんを呼び出した小森谷くん。たどり着いた公園で、意を決して告白した彼のその後は……? 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年9月22日更新
「かなり素敵な髪型」にしてもらった小森谷くんは、その後も文子さんと連絡を取り合っていた。彼女のことが好きなのかもしれない。そう気づいた小森谷くんは、土岸に相談することにする。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年9月20日更新
ドライブで仲良くなった文子さんが、タダで髪を切ってくれるという。土岸、岡本くんが髪を切ってもらっている中、小森谷くんは彼女の確かな手つきに見とれていた。アレを感じた小森谷くんが文子さんに頼んだことは、なんと坊主にしてもらうことだった! 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年9月18日更新
しばらく彼女は作らない。ある一件からそう決めた小森谷くんは、単位取得のため学校に行くようになり、真面目な生活を送っていた。そんなある日、土岸に誘われたドライブで、文子さんという美容師の女性に出会う。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年9月15日更新
彼女と別れたことを親友の土岸に伝えた小森谷くん。当時恋愛絶好調だった土岸に責められたり、何か言われたりしないかと心配していた小森谷くんだったが、土岸が放った言葉とは、予想もできないものだった。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年9月13日更新
仲直りした小森谷くんと彼女は、映画を観たり、家でビデオを観たりとデートを重ねる。だが、付き合い始めて三か月が経つころ、小森谷くんがとってきたよそよそしい態度が、彼女を怒らせることになる。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年9月11日更新
人としての思いやり、優しさなど、様々なものが足りない小森谷くん。土岸に指摘され、彼女を傷づけたことにようやく気付いた彼は、深く反省するが……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年9月8日更新
コンビニバイト三人組が共同生活を始めるにあたり、引っ越しを手伝ってくれたのが小森谷くんの彼女だった。バイト後に引っ越しを手伝いに来てくれたのだが、次の日も朝が早い模様。疲れている彼女に対し小森谷くんがとった行動は、後に土岸からも仁義がないと怒られるものだった。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲 ...
2017年9月6日更新
コンビニバイトの三人組は、共同生活をすることになった。そんな中、今まで彼女がいたことがない小森谷くんに対し、好意を抱く女の子がいるという。初めて彼女ができるかもしれない小森谷くんだが、今までの経験から、また告白が失敗するのではと恐れており……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年9月4日更新
ピザ屋のバイトにも復帰し、親友の土岸に薦められて始めたコンビニのアルバイトで、小森谷くんは新たな友達を作る。その友達、岡本くんをめぐって、なぜか新潟まで深夜ドライブすることに!? 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年9月1日更新
滑り止めの大学に合格し、大学生となった小森谷くんは、生徒数2万人という大学の規模に驚く。これから何をすればよいのかとぼんやり思っていた彼が惹かれたのは、オールラウンドという名前の飲みサーだった。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年8月30日更新
周りが大学に合格した中、1人だけ2浪することになった小森谷くん。ようやく危機感が芽生えた彼は、次の一年を真面目に勉強して過ごす。そんな受験勉強で疲れていた彼を遊びに連れ出してくれていたのは、高校からの親友、土岸だった。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年8月28日更新
夏が終わりに近づくにつれ、小森谷くんは受験生としての自覚を持つようになった。バイトもやめ、勉強の面白さに気づいた彼は、本格的に勉強漬けの日々を送る。そんななか、早稲田を目指す理系女子に恋をする小森谷くんだが、今はそれどころではないと、告白を一瞬で断られてしまう。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別 ...
2017年8月25日更新
ケジメをつけた土岸とは違い、小森谷くんはいまだ勉強に身が入らないでいた。ピザの宅配バイトに明け暮れる日々。いつ辞めるんだと言われても誤魔化す小森谷くんは、仁義がない、と土岸にきつい一言をお見舞いされる。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年8月23日更新
土岸と共に浪人生になった小森谷くんだが、真面目に勉強するために彼女と別れた土岸とは反対に、やる気が全く出てこなかった。志望校も、今のままではとうてい入れそうもない東工大を挙げ、周りの友人に受験をなめていると言われてしまう。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年8月21日更新
土岸カップルのいちゃつきぶりを見て、彼女がほしいと思った小森谷くん。だが、彼はいままで告白に成功したことがなかった。今回はいったいどうなるのか。そして時はながれ、とうとう卒業の季節がやってくる。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年8月18日更新
3年生になったら真面目に勉強しようと思っていた小森谷くんは、それまで当然のように遊びほうけていた。原付免許を取得し、夜遊びとアルバイトに明け暮れる。そんな生活をしたまま3年生になってしまった彼は、全国模試で最下位という成績を残す。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年8月16日更新
夏休みが終わっても、夏休みのような日々は続く。小森谷くんは、必要最低限しか学校に行かず、遊んでばかりいた。そんな冬のある日、土岸が提案したのは、小中学校時代の好きな人に会いに行くというもの。小森谷くんは、中学時代にチョコをもらった思い出がある中西さんに会いに行くことにする。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めた ...
2017年8月14日更新
その夏、彼は野ザルになった――。真人間になるという決意はどこへいってしまったのだろう。深夜のプールに忍び込んだ小森谷くんと土岸たちは、全裸になってプールに飛びこんだ。そのスリルに惹かれた彼は、親を泣かせたくないと思いつつも、土岸らとともに、罪になるかならないかギリギリのラインを攻め、真人間から離れていく。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半 ...
2017年8月11日更新
一人で育ててくれた母の涙は、小森谷くんにかなり堪えた。もう二度と、食い逃げや犯罪なんてしない。これからは真人間になるんだ、と心に決めた彼と土岸は、まずは学校にきちんと通うようになった。しかし、その後の彼らを待ち受けていたのは、誰もが浮かれる夏休みであり……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載 ...
2017年8月9日更新
土岸は、小森谷くんにはないものを持っている、高校ではじめてできた友達だった。人見知りもせず、ためらいもない。そんな土岸とよくいるようになった彼は、学校もさぼるようになり、ろくでなしの生活を送っていた。そして、あの事件が起こる……。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年8月7日更新
高校生の小森谷くんは、土岸と丸山という友人と3人で、ファミリーレストランに来ていた。高校生になったばかりの彼らに、ステーキセットと食後の珈琲、デザートは簡単に払える金額ではない。彼らがとった、真似してはいけない行動とは、なんと食い逃げをすることだった!! 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載! ...
2017年8月4日更新
編集者が取材のために引き合わせたのは、一見普通の青年だった。感じがよくて、真面目そう。そんな青年、小森谷くんには普通ではない過去があった。「余命2か月って言われたんですよ。――でも、生き残っちゃいましたけど」 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くんが決めたこと』を特別掲載!
2017年8月2日更新
「中村さんに、男子の小説を書いてほしいんです」いつも茫漠とした表情をしている編集者は、珍しく情熱的に、打ち合わせで3回もそのセリフを繰り返した。男子の恋とか、友情とか、青春とか……。普通すぎる提案に驚くものの、そこで著者は「普通の男の人」を書いてみたいと思ったことを思い出す。 末期がんを宣告された男性の❝ありそうでなかった❞半生を描いた、『小森谷くん ...
2017年7月31日更新
1969年岐阜県生まれ。2002年、『リレキショ』で文藝賞を受賞しデビュー。『ぐるぐるまわるすべり台』で野間文芸新人賞を受賞。『100回泣くこと』は累計85万部突破のベストセラーに。近作『トリガール!』が映画化。