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「開いててよかった」のキャッチフレーズで約40年前に誕生したコンビニエンスストア。今や全国5万店、10兆円市場にまで膨れ上がった。その裏には、仮説と検証という科学的な手法を駆使し、研ぎ澄ましてきた変化への対応力がある。30坪の小空間と3000商品に凝縮された、コンビニの“売る極意”を解き明かしていこう。
未来のコンビニを実現する鍵は技術革新。大手3社は数百億円単位でITシステムに投資し、2020年の東京五輪を見据え、より便利なコンビニを目指してしのぎを削っている。
3強による寡占化が進むコンビニエンスストア業界。ここにきて目立つのが、商社が積極的に主導権を握ろうとしている姿だ。業界の覇権争いの行く末はどうなっていくのだろうか。
コンビニが勝ち組とされる理由の一つがフランチャイズというビジネスモデル。本部はアメとムチを駆使しながら、加盟店からの収益の最大化に知恵を絞っている。
全国くまなく効率的システムを築き上げているコンビニが、苦手とする課題に取り組もうとしている。接客サービス力の向上だ。セブン-イレブンが行う従業員研修の現場を取材した。
本部と加盟店の橋渡しをし、店舗の売り上げ向上のため加盟店を支える店舗アドバイザー。一見、ウエットなやりとりを行う彼らだが、すご腕は科学的なアドバイスを行っている。
全国5万店のコンビニエンスストアで、日々行われているのが3000種類もの商品の発注作業。必要な商品が常にある理想の売り場を目指し、発注の効率化も進められている。
国産の近海魚を原材料として使う──。コンビニ商品開発の“鬼門”の一つである。水揚げ量も相場も変動が大きく、安定調達ができないからだ。
コンビニの定番商品の進化の舞台は、中身だけではない。実は、フィルムや容器など、商品の“外側”においても、顧客の使い勝手を高めるためのイノベーションが繰り返されている。
コンビニエンスストアは常に売れる商品を求めている。有望な市場があれば貪欲にのみ込んでいき、定番商品は刷新を繰り返す。3000種類の商品は絶えず進化を続けている。
郊外型の店舗にとって、売り上げに直結する重要な立地条件といえば、駐車場の広さである。通常、コンビニなら6~10台分、外食チェーンなら20~30台分は必要とされる。
全国5万店舗を超えるコンビニにおいて、出店戦略は競争力の源泉である。コンビニの立地を科学すると、そこには緻密に練られた勝利の法則が隠されていた。
安売りとは距離を置くコンビニ。それでもなぜ、これだけ売れるのか? 人間の購買行動、認知の特性に基づいた商品陳列、レイアウトなど、売り場の中に知恵がてんこ盛りだからだ。
神奈川県川崎市にセブン-イレブンの売り場イノベーションを先導する前線基地がある。ここで見いだされた成功方程式は、その後、横展開される。試行錯誤の一端を足早に追い掛けよう。
30坪という小さな売り場ながら、顧客のニーズに徹底的に応える品ぞろえや、圧倒的な店舗数、24時間営業などで日本人の心を捉えて離さないコンビニ。図解によりそのすごみを見る。
コンビニエンスストアは年間約4000店が新たに開店している。その過程には、仮説と検証を繰り返し凝縮されたノウハウが詰まっている。ローソンの新店オープンに密着した。
2013年に創刊100周年を迎えた『週刊ダイヤモンド』は、書店で一番売れているビジネス誌。昔も今も“ビジネスパーソンのパートナー”として、常に変化する時代をキャッチし、鋭く取材対象に斬り込み、わかりやすく読者にお伝えしてきました。その中から選りすぐりの記事をお届けします。 ※ cakes版では、一部の漢字が簡略体で表記されている場合があります。内容は『週刊ダイヤモンド』本誌の編集当時のものです。