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警察ドラマは、昔からテレビ番組の人気コンテンツ。しかし、脚色されていたり、設定があり得なかったりと実際とは大きく違う。そこで、警察の実態を徹底解説するとともに、警察が持つ“力”の源泉や“経済力”などを多角的に分析、本当の姿を余すところなくお伝えする。この特集を読めば、「日本の警察」の全てが分かる。
日々の警察活動は、マンパワーのみならず、民間企業の製品によっても支えられている。パトカーをはじめ、警察の装備品を見る機会は多いが、その価格が明らかになることは少ない。
元来、仕事柄から「秘密主義」と呼ばれる警察。その予算(警察費)の事細かな中身が、白日の下にさらされることはめったにない。
新聞やテレビで目にしない日はない警察の活躍。だが、そこで使われているお金の中身が注目されることはほとんどない。ここでは、警察の予算とその使い道を明らかにする。
「世話してもらったから何も話せない」。ある警察OBは、本誌の取材にこう答えた。優良企業への再就職を紹介されていたからだ。こうした“天下り”の世話には隠された狙いがあった。
警察も組織である以上、出世競争は避けられない。素人目には、捜査能力が高い者ほど上に上がると思いきや、さに非ず。21世紀に入り、“異変”が起きている。 フリージャーナリスト・暮野 蒼
全国29万人の警察官を統べるのは、約570人の警察キャリアたちだ。ほんの一握りのエリートたちが持つ力の源泉にあるのは、その情報力と人材に他ならない。
「1週間当たりの勤務時間は38時間45分」「通常勤務は完全週休2日制」「有給休暇が年間20日間あり、趣味や旅行を楽しむことができます」
容疑者の逮捕や交通死亡事故の撲滅などを目指し、日々、努力している警察。だが、都道府県の警察本部によって、その“実力”には大きな差があるようだ。
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