田島昭宇と『多重人格探偵サイコ』の19年

漫画表現において、圧倒的な白と黒の表現力で見る者の心を掴んで離さない漫画家・田島昭宇さん。画業30周年の今年、1997年から連載が開始した『多重人格探偵サイコ』が19年の月日を経て完結しました。 「恋人が猟奇殺人犯の被害に遭い、そのショックから多重人格者となった元刑事が、次々と起こる猟奇殺人事件の謎を追う」という設定で始まったショッキング・サスペンスは、その過激な死体描写から、印刷所の輪転機が止められて、連載1回目がいきなり休載になった逸話を持つ伝説の作品です。多重人格探偵と並走した19年間を田島さんに聞きました。

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著者プロフィール

田島昭宇

田島昭宇たじま しょうう

1966年、埼玉県出身。デザイン専門学校中退後に漫画家を目指して持ち込みを始める。大塚英志が編集長をしていた徳間書店発行『プチアップルパイ』にて『アワ・タイム』でデビュー。藤原カムイ、白倉由美、高橋葉介のアシスタントを務める。 87年から大塚英志と組んだメディミックス作品『魍魎戦記MADARA』シリーズを開始。本編にあたる『壱』『赤』『弍』(のちに『BASARA』と改名)『転生編』を手がける。『BROTHERS』(1991)、再び大塚英志とコラボレーションをした『多重人格探偵サイコ』が1997年より連載開始、今年2016年に完結した。クエンティン・タランティーノ監督『キル・ビル』vol.1のアニメパートのキャラクターデザインも手がけている。 Twitter:@softmachine1966