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二十歳で「宇宙の解」を知って生きる気力を失った大天才、古見宇(こみう)博士。そんな彼が絶望の果に見出した謎は「人間関係」でした。まだ誰も光を当てていない種類の「コミュニケーション」に関する発明品を作ることに生きがいを見出し、古見宇発明研究所を設立。ニケ助手と共に今日も珍奇な発明を繰り出します。
せっかくの合コンなのに話がつまらなかったり、噛み合わない人っていますよね。どうしたら退屈な顔をせずに、愛想よくやりすごせるのでしょうか。悩むニケに博士はある液体を渡します。
うっかり自慢をしてしまい、相手に煙たがられて、激しく落ち込むニケ。しかし、博士によれば、自慢自体は悪いことではないそうで……
特定の宗教は信じていない人だって、何かしらを信じて生きている、そうです。でも、宗教だったら宗旨はハッキリしていますが、無神論者は自分が何を信じているか、無自覚なのが実は危ないそうで――
前の職場の上司の送別会に誘われたニケ。行こうかどうしようか悩んでいると、博士に「レベル1」の悩みだと言われてしまいます。博士は、なんでも「悩みレベル」をはかる発明をしたそうで――
誰かに認められたい、承認欲求は人間の根源的な欲求です。その承認欲求は誰かと比較する限り、誰かを犠牲にしているそうで――
友達にプレゼントをしたら、大喜びされてご満悦のニケ。現金よりもプレゼントの方がうれしい理由を古見宇博士に解き明かされます。
たまに嚙むことってありますよね。どれだけ噛んでも噛んでない。そんな恐るべき発明を博士が作りだしてしまいました。どういうことでしょうか。
4年付き合っていた彼氏に浮気され、絶望しているニケ。宇宙のすべてを知って、絶望している古見宇博士。ふたりの絶望が交差する時、なにかが起こるのでした。