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かつて日本経済の土台をつくった日本全国の財閥。そのDNAは今も三井、住友をはじめとする企業グループや、各地に散らばる「地方財閥」に脈々と受け継がれている。本誌はその中でも、近代日本に大きな影響を与えた全国27の名門「財閥」に焦点を当て、その素顔を掘り下げた。日本の名門烈伝をお届けする。
鹿児島財界の盟主、岩崎産業は、運輸と観光を軸としてさまざまな業界にビジネスの投網を広げ、薩摩の一大財閥にのし上がった。それを束ねるのが、3代目の異能・岩崎芳太郎社長だ。
「西の小林、東の五島」。阪急電鉄の小林一三氏や東京急行電鉄の五島慶太氏で知られる私鉄の名門4家。創業家の影響力が弱まる中、逆に創業者が生んだ私鉄モデルは再評価されつつある。
財閥系といえば就活生の憧れの的。三菱グループほどではないにしろ、やっぱり三井、住友グループも高待遇なのだろうか? 待遇や社風などについて社員の内部評価から実情を探ってみた。
同じ商社業界に属しながら正反対の企業風土を持つのが三井物産と住友商事だ。違いはその出自によるところが大きいが、近年はいずれも資源安に沈み、復権を模索する。
住友の特徴は、その固い結束力にある。住友家の後見人的存在で、グループ企業の重鎮が名を連ねる住友家評議委員会のメンバーの証言を基に、「結束の住友」の神髄に迫った。
旧三大財閥の社長会の中で、戦後最も早い1951年に発足したのが、住友グループの「白水会」だ。“純血”を重視する白水会には、その結束力を維持するための秘密のおきてがある。
戦国・江戸時代から続く企業集団の三井、住友グループ。その伝統は最強“財閥”の三菱グループもかなわない。時代を超えて受け継がれてきた名門力に迫る。
毎年300万人が見物に来るという、福岡の中心地・博多の祭り「博多祇園山笠」。そんな日本最大級の祭りの裏事情を知ると、“博多の顔役”となっている企業が浮かび上がってきた。
「九州経済連合会会長に麻生グループの麻生泰会長」のニュースに地元財界は仰天。九州電力が決して手離さないポストだったからだ。九州・福岡の政財界を操る新体制誕生の予感だ。
灘五郷で350年以上続く、名門一族の嘉納家と辰馬家。日本酒ではトップブランドで国内有数の酒蔵だ。共に地元の文化や教育において、酒造会社の枠を超えた活動をしている。
電力、メディアに鉄道──。名古屋の有力企業の役員に軒並み名を連ねる地元の名家がある。岡谷鋼機の岡谷家だ。時代とともに移り変わる、名古屋の名門の歴史を探った。
名門一族は東京だけでなく、全国各地に存在する。地元政財界を操る豪商や華麗なる閨閥を形成する名家などなど、地方財界を牛耳る「地方財閥」の秘密に迫った。
東北電力や地元紙、河北新報社と共に、東北経済を動かしてきた東北最大の地方銀行、七十七銀行。その背後には、外様から3代にわたる世襲化を果たした名家の存在がある。
明治維新前後の北海道開拓ブームに乗って、大勢の人々が北海道へ押し寄せた。流通、建設、農業……北海道開拓の歴史と共に隆盛を誇った有力一族はそろって、存在感あるを失いつつある。
名門一族は東京だけでなく、全国各地に存在する。地元政財界を操る豪商や華麗なる閨閥を形成する名家などなど、地方財界を牛耳る「地方財閥」の秘密に迫った。
スーパーゼネコンの鹿島、大林組、竹中工務店はいずれも同族企業だ。3社ともプロパー社長だが、社内には創業一族もいる。“三社三様”の後継争いから同族経営の最新動向を探った。
全国紙のみならず、地方紙でも同族経営が多い新聞業界。市場規模が急速に縮小する中で、今後は業界再編も視野に入る。創業一族のトップは難しい経営のかじ取りを迫られている。
三井、三菱との「天下三分の計」を実現した巨大同族企業が、大正時代の日本にあった。彗星のごとく現れ、わずか半世紀で表舞台から消えた企業の系譜は、現代も息づいている。
三井vs住友の不動産編は東京のど真ん中が舞台となる。何でもありの仁義なき再開発競争が繰り広げられており、その戦線はまだ拡大しそうだ。
三井住友銀行の首脳人事に銀行界の注目が集まっている。これまで続いた、銀行頭取は旧住友、持ち株社長は旧三井という慣例が崩れるかもしれないからだ。その先にあるのは?
「名門」三井家は、そのきらびやかなイメージとは裏腹に、内部ではもめ事が絶えない一族だった。NHK朝ドラ「あさが来た」のモデル、広岡浅子もびっくりの複雑な“お家事情”とは。
社長会からのメンバー企業の脱会一つとっても、三井グループは他グループに比べて圧倒的にこだわりが少ない。過度に群れず、独立独歩を貫く文化が三井にあるのはなぜなのか。
日本最大の豪商だった三井財閥。名門だけに、いかにも結束力が強そうだが、実は現在、三井のグループ各社は、三井家ともグループ他企業とも付かず離れずの緩い関係でつながるのみだ。
住友の特徴は、その固い結束力にある。住友家の後見人的存在で、グループ企業の重鎮が名を連ねる住友家評議委員会のメンバーの証言を基に、「結束の住友」の神髄に迫った。
住友本家を“象徴”として鉄の結束を誇る住友グループ。しかし、どんなに強固なつながりであっても、必ずほころびはあるものだ。関係者に結束を崩す不仲企業について聞いた。
ライバルの三菱グループは社長会「金曜会」の事務局が司令塔になっていたが、住友グループにはそれよりはるかに複雑な組織網が張り巡らされていた。その全貌を初公開する。
住友精神の神髄に迫ることができないか──。そんな思いを抱き、愛媛県新居浜市に飛んだ。そこには住友マンの誰もが知る“聖地”がある。その地から、名門伝説をひもといてみたい。
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