約10万社が存在するといわれる神社界で、優勝劣敗の二極化が進んでいる。ピラミッドの頂点に立つ伊勢神宮は、政財界との太いパイプを駆使してパワーを発揮している。その一方で、“名門”でありながら経営難に悩む神社は少なくない。国民の神社や神道に対する意識が薄れつつあり、廃業する神社も後を絶たない。神社は迷宮に迷い込んでしまったのだろうか。
日本史の授業で習う『古事記』は、書名を知っている人は多いはずだが、何が書かれているのか知っている人は少ない。そこで、現代人でも理解できるように語る、作家の竹田恒泰氏に話を聞いた。
人口わずか3万6000人。中世の面影を残しカトリック教徒の多い小国に2014年、神社本庁との相談を経た神社が欧州で初めて建立された。神社神道が国境、宗教の壁を越えたのである。
常に時代の変化を敏感に察しながら柔軟に対応していく。こうした姿勢なくして神社が生き残っていくのは難しいでしょう。
かつては神職に夢を抱き、志高くこの世界に飛び込んだ神主たちが疲弊している。長時間労働に低賃金、飲み会でのパワハラ、セクハラ──。ブラック企業も真っ青な労働実態に迫る。
実家が神社でなくても、コネクションがなくても、神職になれる。最近では、転職組やリタイア組が神職を目指す動きが出ているという。
格式や伝統を重んじる神職界にも、新しい風が吹き始めている。外国人や女性の奉職が実現し、ダイバーシティーが進行しているのだ。当事者の2人の神主さんにホンネを聞いた。
「人間尊重」「大家族主義」「独立自治」などの固有の経営理念により、昔も今も“変わった会社”といわれる石油元売り会社の出光興産。なぜ、創業者・出光佐三は宗像大社を崇敬したのか。
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