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昨年、新書『目の見えない人は世界をどう見ているのか』を上梓し、“目の見える世界”の「当たり前」を解体してみせた美学の研究者で、障害について身体論的にアプローチしている伊藤亜紗さんと、中途失明の全盲者である難波創太さんの連載「身体を巡る冒険」が始まりました。「美学者と盲人」という異色のコンビは、どのように結成されたのでしょうか。初回は二人がコンビを組むようになったいきさつを伺いました
盲人。1995年、武蔵野美術大学工芸工業デザイン科卒業後、CGデザイナーとしてゲーム・映像を数多く制作。 2007年、バイク事故で失明、全盲の人生となる。2011年、鍼灸指圧の免許取得後、盲導犬モナミとの生活開始。2015年、三軒茶屋に「ボディケア・キッチン るくぜん」をオープン。鍼灸・指圧による治療と、薬膳研究を行う傍ら、アート制作やワークショップ、合気道など幅広く活動。
美学、アートの研究者。東京工業大学リベラルアーツセンター准教授。もともと生物学者を目指していたが、大学三年次より文転。研究のかたわら、アート作品の制作にもたずさわる。主な著作に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社、2013年)、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社、2015年)。参加作品に小林耕平《タ・イ・ム・マ・シ・ン》(国立近代美術館)など。 asaito.com