演劇VS映画—アンドロイドに導かれた師弟マッチ

2010年に上演された世界初のアンドロイド演劇『さようなら』。劇作家の平田オリザさんが、ロボット学者の石黒浩さんと協働で作り上げ、世界中でその革新性が話題になった作品です。この舞台で使われていたものと同じアンドロイドを用いて、映画監督の深田晃司さんが同作を映画化しました。実は、深田さんは平田さんの主宰する劇団「青年団」の演出部に所属しています。アンドロイドを使った“師弟マッチ”とも言える今回の本作について、おふたりに話をうかがいました。

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著者プロフィール

深田晃司

深田晃司ふかだ こうじ

1980年東京都生まれ。大正大学在学中に、映画美学校フィクション・コースに入学し、映画作りを学ぶ。2001年に自主映画『椅子』を制作、2004年には劇場公開される。20065年、平田オリザの主宰する劇団「青年団」に入団。東京国際映画祭の日本映画「ある視点」部門作品賞を受賞した『歓待』(2010年)や、二階堂ふみが主演した『ほとりの朔子』(2013年)で知られる。2012年よりNPO法人独立映画鍋を有志と立ち上げる。「多様な映画のために」http://eiganabe.net/diversity

平田オリザ

平田オリザひらた おりざ

1962年東京都生まれ。国際基督教大学に在学中、劇団「青年団」を旗揚げ。日常的な口語による劇作を「現代口語演劇」として理論化し、演劇界の大きな潮流を作る。1995年、『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞を受賞。演劇作品のほかに、コミュニケーション論を記した『わかりあえないことから』など、著書多数。現在、青年団の主宰の他、東京藝術大学COI研究推進機構特任教授などを務める。

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