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編集者として活躍した後、2012年『火山のふもとで』で小説家としてデビュー。同作で読売文学賞を受賞し、一躍、最注目作家となった松家仁之さん。三作目の『優雅なのかどうか、わからない』は大人の男のライフスタイルを巡る小説です。離婚してひとり暮らしをすることになった48歳の男性主人公が、憧れの家で「優雅」な生活を営むはずだったが……。最初に大枠を決めるだけでストーリー展開はいっさい考えずに書くという松家さん。ではどうしてこんな美しい物語ができ上がったのか? その謎について話を聞きました。
1958年生。大学卒業後、新潮社に勤務し、海外文学シリーズの新潮クレスト・ブックス、季刊誌「考える人」を創刊。2012年、長編『火山のふもとで』で小説家としてデビュー、同作で読売文学賞受賞。第二作は北海道を舞台にした『沈むフランシス』。本書が小説第三作になる。