大人の映画の相棒は—「まほろ駅前狂騒曲」公開記念インタビュー

「まほろ駅前多田便利軒」から3年半。多田(瑛太)と行天(松田龍平)、クールかつ間抜けな二人組がついにスクリーンに帰ってくる。そしてそれは監督・大森立嗣さんと音楽・岸田繁さん(くるり)のコンビが帰ってくることも意味するのだった。今作も「まほろ」独自の世界観をそれぞれの立場から表現することに成功した大森さんと岸田さん。完成までに交わされたスリリングなやり取りと、二人の人間性の共通点について語り合っていただきました。

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著者プロフィール

岸田繁

岸田繁きしだ しげる

1976年、京都府出身。立命館大学在学中の1996年にロックバンド・くるりを結成、同バンドのボーカル、ギター、作詞作曲の多くを手がける。1998年にシングル「東京」でメジャーデビュー。その後も多彩な音楽性で数々の名曲を発表。くるりとして『ジョゼと虎と魚たち』で初めて映画のサウンドトラックを手がけ、山下敦弘『リアリズムの宿』『天然コケッコー』(※主題歌のみ)や、『奇跡』で劇伴と主題歌を担当。映画まほろシリーズに関しては前作に続いての参加で、岸田繁がソロ名義で劇伴を担当している。

大森立嗣

大森立嗣おおもり たつし

1970年、東京都出身。2002年、プロデューサー兼主演をつとめた『波』が第31回ロッテルダム映画祭最優秀アジア映画賞“NETPAC AWARD”を受賞する。2010年には『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』で日本映画監督協会新人賞ほか、多数の賞を受賞。その後『まほろ駅前多田便利軒』のメガホンを取る。また、吉田修一の原作『さよなら渓谷』はモスクワ国際映画祭で48年ぶりに審査員特別賞を受賞する快挙を成し遂げた。俳優としても『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』『海炭市叙景』『かぞくのくに』といった出演作がある。なお、舞踏家の麿赤兒は父、俳優の大森南朋は弟に当たる。