購読手続きをすると、有料記事を含むすべての記事をご覧いただけます。 購読は こちら から。
毎月、さまざまな地方の「彼女」とデートを楽しむ人気連載「彼女写真」。今回は3年め突入の特別編として、「沖縄編」で登場してくれた「沖縄美少女図鑑」のモデル・さとのさんと再会。今は大阪で学生生活を過ごしているさとのさんと、ちょっと大人なデートを楽しみましょう。
彼女が遠くを見つめました。「そろそろ今日はこのあたりで」。遠くに待っている人がいるかのような表情です。いつかまたもう少し大人になった彼女に会える日まで、さようなら。
楽しかった再会デートにもお別れの時間が近づいてきました。こっちを向いた彼女の笑顔は、今日のどんな表情よりも胸をしめつけるもので……。
さすがに降りが強くなってきたので、傘を差します。相合傘は……今日はちょっとまだできないかな。
大阪といえば通天閣! ということで、通天閣をバックにピース。すこし曇り気味だった空からはふたたびぱらぱらと雨が。傘をさそうか聞いたら、「これで大丈夫」と彼女はフードをかぶるのでした。
観光地「新世界」には記念撮影スポットが! 横綱の顔に嬉しそうに顔をはめている彼女……シュールです。
お次は玉ねぎの串揚げをぱくり。手に持った串を眺めながら「玉ねぎしか入ってないな〜」とつぶやく彼女。いやいや、玉ねぎの串揚げはそういうものですよ。
ぱくぱく食べ進める彼女。そんなに食べて大丈夫?と心配すると、彼女は「だっておいしいんだもん」と言いながらもう一口。まだまだ食べるみたいです。
いっぱい歩いておなかがすいた!ということで、地元の串揚げ屋さんにやって来ました。「ここ気になってたんだよね」と彼女は嬉しそうに暖簾をくぐります。
普段見ることのない動物を前に、彼女もテンションが上がります。ガラスの向こうのハイエナに、思い切って近づいてみます。あ、こんなに可愛いんだ。
雨上がりの動物園を、わたあめを食べながらぶらりとお散歩。さて、ぺろりとたいらげたあとは何を観に行こうかな〜。
動物から少し離れてほっと一息。彼女は、わたあめ作りに真剣な顔つきで挑戦します。ほら、甘くて美味しいわたあめの出来上がり!
トラの次は、癒やしを求めてシマウマ・キリンゾーンへ。動物のゆったりした動きにつられて、ついのんびりした気持ちになります。
天王寺動物園にはまだまだ動物がいっぱいいます。しなやかに動きまわるトラやライオンに夢中の彼女。ガラスをへだてているからといってそんなに近くまで行ける彼女の勇気、すごいです。
動物園にはフラミンゴに鳥に……カバも! さっき壁に描いてあったカバとは全然違う、リアルなおしりに彼女の瞳はくぎづけです。
まったりしたところで、本日の目玉・天王寺動物園へ。天気は相変わらず崩れ気味だけど、彼女の笑顔が晴れやかなので問題なし!
カフェを出た彼女、壁に描かれた動物の絵に近寄ります。「カバの親子だ!」子供カバをなでてみたり、口を大きくひらいたカバに頭をつきだしてみたり。
「あっ、このカフェかわいい」と、見かけたお店を窓からのぞきこむ彼女。そんなに気になるなら、入ろうか。席にすわるやいなや彼女が注文したのはオレンジジュースでした。
「うーん……。」とつぶやきながら、俯く彼女。「どうしたの?」と声をかけると、いつもどおりの、きりっとした笑顔がかえってきました。いったい何を考えていたの?!
収納用のボックスを手に取る彼女。ボックスの枠を窓にみたて、こちらを覗いています。面白い顔をしたと思ったら、思いっきり笑ったり、真面目な顔をしたり。くるくる表情が変わっていきます。
店内を二人であれこれ物色中。どうやら彼女はお気に入りのレコードを見つけたようです。選んだ理由を尋ねてみると、「……直感!」とのお答えが。ジャケット買いしちゃう?
お店のなかで何やらふしぎな弦楽器を発見した彼女。「これ、弾ける?」「いや、ギターはちょっとだけ触ったことあるけど……」と答えると自分でかまえてしまいました。様になってる?
音楽ショップで彼女が目をとめたのは、レコードのコーナー。「え、実物は初めて見るかも」と興奮した彼女はそのひとつを取り出して、顔の前にかかげました。
いろいろな雑貨に興味津々の彼女。「よぉーし、よしよし……」今度は鳥の置物を持ってふざけ出しました。「これ撮って!」彼女渾身(?)の一発芸、最後は、がぶりっ!
次は花瓶のコーナーへ。「どの花瓶が好き?」僕が聞いてみたら、しばらく考えて「これ!だってかぼちゃみたいじゃない?」と彼女。理由もなんだか彼女らしくて可愛い。
雑貨屋さんでかわいくて小さな本を見つけた彼女。「これ、なんて書いてあるのかな」一生懸命読んでみようとしたけど、複雑な英語はやっぱり難しかったみたいです。読書してる女の子の姿っていいな。
高架下にあった雑貨屋に入ってみました。置いてある家具や雑貨に「かわいい!」と、どんどんテンションが上がっていきます。額縁にすっぽり収まった彼女、そのまま絵になっちゃいそう。
雨が降っているので高架下にやってきました。「髪だいぶ短くしたよね?」と僕が尋ねると「うん。長かった時とどっちが好き?」彼女から究極の選択が返ってきました。あーー、選べない!どっちも好き!
相変わらずの可愛さに、恥ずかしくてそわそわしている僕。「ねぇ、あれ見て! ランプが曲がってる!」自然体な彼女のおかげで、落ち着きを取り戻すことができそうです。
2002年11月に新潟で創刊し、現在は東京以外46道府県で展開中。出演モデルは、全て「その街に住む、普通の女の子」だが、誌面への出演を切っ掛けにデビューするケースが増えている。沖縄美少女図鑑の二階堂ふみ(映画「ヒミズ」主演ほか)や鳥取美少女図鑑の山本舞香(第14代三井リハウスガールほか)が代表例。この『彼女写真』から明日のタレントが生まれるかも? 公式サイト:http://www.bishoujo-zukan.jp/ Twitter:@bishoujozukan
1978年 愛知県名古屋市生まれ。2002年 自転車で日本縦断と世界二周の旅の道中で、写真家になることを決意。筑波大学人間学類心理学専攻卒業後、2005年 上京して写真家として独立。2007年 キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。2015年より公益社団法人 日本写真家協会(JPS)正会員。ギャラリーと出版レーベルを運営。現在 東京都在住。 『ソラリーマン』『スクールガール・コンプレックス』『少女礼讃』など、“日本社会における記号的な存在”をモチーフにしながら、自分自身の思春期観や父親像などを反映させた作品を制作。2009年より写真集などの著書を刊行、現在80冊を超える(翻訳版も多数)。台湾・香港・シンガポール・スペイン・ニューヨークなど、海外で個展やアートフェアなどに多数参加。 吉高由里子・指原莉乃・生駒里奈・オリエンタルラジオなど、時代のアイコンとなる女優・アイドル・タレントの写真集の撮影を担当。 お金マイナス・人脈ゼロで、写真を始めて22年、上京・独立してから16年目。自分なりの戦略で、ファーストペンギンのように写真業界を泳ぎ続けている。 公式ウェブサイト:https://yukiao.jp note:https://note.com/yukiao