集合知」のつくりかた

人間とコンピュータが協調して問題を解く「ヒューマン・コンピュテーション」の分野で数々の業績を残し、科学雑誌『ディスカバー』の「科学における最優秀頭脳50人(50 Best Brains in Science)」やポピュラーサイエンス誌の「10名の秀才(Brilliant 10)」など、さまざまなアワードに選ばれている天才、ルイス・フォン・アンさん。今回、新しく開発した言語学習プラットフォーム「Duolingo」のプロモーションのために来日したルイスさんと、かねてからルイスさんのプロジェクトや論文に注目していた茂木健一郎さんの対談が実現しました。

記事 0 件

著者プロフィール

茂木健一郎

茂木健一郎もぎ けんいちろう

1962年生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部物理学科、同大学法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学研究員を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚のもつ質感)をキーワードとした、心脳問題についての研究を行なっている。全国各地での講演活動や、テレビ出演、雑誌への寄稿など精力的に活動し、Twitterのフォロワーが50万人を超える(2013年8月現在)など、その発言は若者から中高年まで多くの日本人に注目されている。 Twitter:@kenichiromogi

ルイス・フォン・アン

ルイス・フォン・アンるいす・ふぉん・あん

1979年、グアテマラ生まれ。アメリカン・スクール・オブ・グアテマラを卒業し、17歳でデューク大学に進学。首席で卒業し、数学の学位を得る。その後、カーネギーメロン大学の博士課程に進み、指導教官のもとで、コンピュータ自身はクリアできないが、人間にとっては型にはまった動作でクリアできるテストである「CAPTCHA」を開発する。また、人間がゲームをプレイする際に、副産物として有益な計算リソースを生み出す性質をもつゲーム「Games With A Purpose」の研究に関連して、画像から連想される語句を入力する「ESPゲーム」を考案する。のちにこのゲームはGoogle Image Labelerという名前でGoogleにライセンスされ、Google画像検索の正確性向上に利用された。2007年、「CAPTCHA」の文字入力を本の電子化に活かす「reCAPTCHA」を発明。「reCAPTCHA」は現在10万を超えるサイトに採用され、日々1億語を超える語句を解読している。2011年からは、「Duolingo」という言語学習のプロジェクトを開始。

他の連載