365日四六時中休むことなく流れ続けているテレビ。あまりにも日常に入り込みすぎて、さも当たり前のようになってしったテレビの世界。でも、ふとした瞬間に感じる違和感、「これって本当に当たり前なんだっけ?」。その違和感を問いただすのが今回スタートした「ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜」。毎週その違和感を生み出すひとりの人物にスポットを当て、その違和感の元を探ります。
今回取り上げるのは、記者へのセクハラを始め、様々な問題が取り沙汰されている細田博之衆議院議長です。報道後の立ち振る舞いから透けて見える、政治の問題を考えます。
まもなく公開される東京オリンピック公式記録映画。その監督である河瀨直美には、公開以前より様々な批判が飛び交っています。終わったあとも批判がやまない東京オリンピックの公式記録映画問題について考えます。
愛らしい見た目で人気の上野動物園のパンダ。2017年に1頭、2021年には双子が生まれ、そのたびに大きな話題になりました。今回の「ワダアキ考」は、そんなパンダを利用しようとする人たちについて考えます。
この夏に行われる参議院選挙では、たくさんの有名人の立候補が予定されています。しばしば問題になる、有名人の出馬ですが、今回は日本維新の会から立候補する中条きよしについて、武田砂鉄さんが考察します。
「次回はなかやまきんに君について書きます」と言っていた武田砂鉄さんでしたが、書き上がった原稿は寺田心さんでした。
今回取り上げるのは、俳優の広末涼子。テレビから流れてきた広末のある一言から、芸能人としての彼女の半生を考えます。
ライター。1982年生まれ。東京都出身。大学卒業後、出版社で主に時事問題・ノンフィクション本の編集に携わり、2014年秋よりフリー。著書に『紋切型社会──言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社、2015年、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞)がある。2016年、第9回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞。「文學界」「Quick Japan」「SPA!」「VERY」「暮しの手帖」などで連載を持ち、インタヴュー・書籍構成なども手がける。 Twitter:@takedasatetsu