イマ輝いているひと、中村文則「純文学で一番『売れる』作家の本音」

中村文則さんは2002年に新潮新人賞でデビューし、野間文芸新人賞、芥川賞と、純文学の王道キャリアを最速ペースで歩んできました。そして、2009年に刊行された長編小説『掏摸<スリ>』で、一気にエンターテインメントの領域へ踏み出しました。天才スリ師の青年が、「最悪」の男との命がけの戦いを描いたスリリングな作品は、エンターテインメントでありつつ純文学でもありました。奇跡のバランスはいかにして生まれたのでしょうか?

記事 2 件

著者プロフィール

中村文則

中村文則なかむら ふみのり

1977年愛知県生まれ。福島大学卒。2002年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。04年『遮光』で野間文芸新人賞、05年『土の中の子供』で芥川賞、10年『掏摸<スリ>』で大江健三郎賞を受賞。『掏摸(スリ)』は世界各国で翻訳され、アメリカ・アマゾンの月間ベスト10小説、アメリカの新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」で2012年の年間ベスト10小説に選ばれ、13年、ロサンゼルス・タイムズ・ブック・プライズにもノミネートされる。また14年には日本人初となる米文学賞「デイビッド・グディス賞」を受賞し、国内外で話題をさらった。他の著書に『何もかも憂鬱な夜に』『悪と仮面のルール』など。 公式HP:http://www.nakamurafuminori.jp/