太宰治『斜陽』のその後—作家・太田治子インタビュー

私生児と、その母。けれども私たちは、古い道徳とどこまでも争い、太陽のように生きるつもりです――多くの名作を残し、いまもなお絶大な人気を誇る作家・太宰治の出世作『斜陽』。それは当時の愛人・太田静子の日記をベースに書かれたものでした。そして彼女と太宰との間に私生児として生まれたのが、作家・太田治子さん。特殊な自分の生い立ちや、母と太宰との関係を、どうとらえ、乗りこえてきたのでしょうか。

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著者プロフィール

太田治子

太田治子おおた はるこ

1947年11月、神奈川県小田原市生まれ。明治学院大学文学部卒業。父は太宰治、母は『斜陽』のモデルと言われた太田静子。1976~79年、NHK『日曜美術館』初代アシスタントを3年間務める。1986年、『心映えの記』で第一回坪田譲治文学賞を受賞。小説、ノンフィクション、エッセイなどを多数執筆。近刊に、全共闘世代の今を描いたロマンス『時こそ今は』、『石の花 林芙美子の真実』(共に筑摩書房)、『夢さめみれば 日本近代洋画の父・浅井忠』(朝日新聞出版)など。2013年12月現在、月刊誌『望星』(東海教育研究所)にて「星はらはらと ―二葉亭四迷の明治―」を連載中。