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地方都市発のフリーペーパー「美少女図鑑」と、気鋭の写真家・青山裕企さんのコラボレーションによる写真企画です。青山さんが全国を旅して、その土地の美少女をデート目線で撮影します。1周年となる今回は、始まりの地・新潟でふたたびデート。どんな新しい出会いが待ち受けているのでしょうか?
河原にしゃがみこんで、線香花火の火花を見つめる彼女。パチパチと音をたてて勢いよく広がっていた松葉は、だんだんと小さくなり……
「まだ今年の夏、ひとつだけやり残していたことがあって」彼女がそう言って取り出したのは、手持ち花火のセット。さあ、いっしょに線香花火に火をつけて、夏の最後の思い出を作ろう。
日が暮れて、もうお別れかな……なんて思っていたら、「明日も休みなんだし、もうちょっと一緒いよう?」と彼女から嬉しいお誘い。「着替えてくるから、1時間後に待ちあわせね」と言われて、その場所に向かうと……
水遊びを一休みして、岩場に座った彼女。気持ち良さそうに空を向いて、だんだんと差してきた陽の光を浴びている姿を、ずっと眺めていたくなります。
泳ぐには少し水も冷たくなってきているので、波打ち際で水遊び。ビキニのうえに一枚着ているので、さっきの服に比べてそこまで露出度は高くないけれど、やっぱりドキドキしてしまいます。
「よし! せっかく晴れてきたし、また海に戻ろう!! ちょっと待ってて」そう言って去った彼女がもどってきたら……なんと水着姿に!! ピンク色の水着ではしゃぎ回る彼女に、どきどきが最高潮です。
海のすぐそばの木立。だんだんと晴れて来て、陽の光がさしこんできました。光のなか振り返る彼女の顔がとてもまぶしいです。
「うーん、釣れると思ったんだけどなあ」……釣りの後は腹ごしらえ。美味しそうに貝殻の中身を食べようとする彼女を見てるだけで、胸がいっぱいになります。
海岸の大岩の上に座って、海を眺めている彼女。体育座りしていたかと思ったら、足を組み替えてあぐらに。白い太ももに思わず目が釘付けになっていると、彼女がちょっと挑発的な笑みを浮かべました。
雨がやみました。まだ空は曇り調子で、また降り出しそうにも思えるけれど、「大丈夫! 絶対晴れるから!」と主張する彼女に引っ張られて、2人で自転車に乗ります。彼女について向かう先は……。
「雨、やまないねえ」。窓ごしに、少しもやのかかって見える新潟の街を見下ろしながら彼女とおしゃべり。隣に行きたいけれど、まだ何となく距離をはかりかねて後ろにいると、「こっち来たら?」と振り向く彼女。
建物のなかを歩いていたら、あれ、彼女がいない。と思ったら、なぜかガラスを隔てた向こう側に。ガラス越しに手をのばしてくる彼女の表情は見ていて飽きません。
室内に入って、時刻表を見ながら行き先の相談。途中から飽きてしまってかばんに顔をのせて上目づかいし出す彼女。
雨のなかの彼女の肌は、いつもよりも透き通ってみえます。「何見てるの」などと言いながら見つめ合うふたり。
セブンイレブンの前に止めた自転車にまたがりながら、たわいない世間話。いつもと違う私服の彼女が新鮮で見つめていると、悪戯っぽく見上げられてしまいました。
古町5番街には、新潟が生んだマンガ界の巨匠・水島新司さんを記念して、「ドカベン」キャラクターの銅像が設置されています。「かっこいい〜」なんて言いながら、セブンイレブン前の岩鬼とポーズをとる彼女。
挨拶も早々に、通りにある名物店・豆八で「志まん焼き」を買って、食べ出す彼女。「デートの前に腹ごしらえは必要でしょ」と大口でぱくり。じ、自由だ……。
2002年11月に新潟で創刊し、現在は東京以外46道府県で展開中。出演モデルは、全て「その街に住む、普通の女の子」だが、誌面への出演を切っ掛けにデビューするケースが増えている。沖縄美少女図鑑の二階堂ふみ(映画「ヒミズ」主演ほか)や鳥取美少女図鑑の山本舞香(第14代三井リハウスガールほか)が代表例。この『彼女写真』から明日のタレントが生まれるかも? 公式サイト:http://www.bishoujo-zukan.jp/ Twitter:@bishoujozukan
1978年 愛知県名古屋市生まれ。2002年 自転車で日本縦断と世界二周の旅の道中で、写真家になることを決意。筑波大学人間学類心理学専攻卒業後、2005年 上京して写真家として独立。2007年 キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。2015年より公益社団法人 日本写真家協会(JPS)正会員。ギャラリーと出版レーベルを運営。現在 東京都在住。 『ソラリーマン』『スクールガール・コンプレックス』『少女礼讃』など、“日本社会における記号的な存在”をモチーフにしながら、自分自身の思春期観や父親像などを反映させた作品を制作。2009年より写真集などの著書を刊行、現在80冊を超える(翻訳版も多数)。台湾・香港・シンガポール・スペイン・ニューヨークなど、海外で個展やアートフェアなどに多数参加。 吉高由里子・指原莉乃・生駒里奈・オリエンタルラジオなど、時代のアイコンとなる女優・アイドル・タレントの写真集の撮影を担当。 お金マイナス・人脈ゼロで、写真を始めて22年、上京・独立してから16年目。自分なりの戦略で、ファーストペンギンのように写真業界を泳ぎ続けている。 公式ウェブサイト:https://yukiao.jp note:https://note.com/yukiao