サムスンの決定はなぜ世界一速いのか

3月にシャープに約100億円の出資を行って第5位の株主となり、話題となったサムスン電子。その強みは、2009年に進出した中国のスマートフォン市場にて、2012年にはシェア首位を獲得するといった〝世界の新興市場を、最速で制覇する〟ことにあります。サムスンのスピードを支える組織の意思決定の方法について、日本人の元サムスン電子常務・吉川良三さんによる著書『サムスンの決定はなぜ世界一速いのか』より紹介していきます。

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著者プロフィール

吉川良三

吉川良三よしかわ りょうぞう

1940年生まれ。64年日立製作所に入社後、ソフトウェア開発に従事。CAD/CAMに関する論文を多数発表し、日本能率境界専任講師を務めるなど日本の普及に貢献。89年に日本鋼管(現JFEホールディングス)エレクトロニクス本部開発部長として次世代CAD/CAMシステムを開発。94年から韓国三星(サムスン)電子常務としてCAD/CAMを中心とした開発革新業務を推進。帰国後、2004年より東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センターに所属。著書に『神風がわく韓国』(白日社)、『危機の経営』(畑村洋太郎と共著、講談社)がある。