19時間半勉強しつづけたら幻聴が聞こえた
—— ノルウェーのベストセラーである『ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術」を教えよう』、cakesでも好評です。今回は監修をなさった山口さんご自身の努力の経験などをうかがっていきたいと思います。
山口真由(以下、山口) よろしくお願いいたします。
—— 山口さんは、東大法学部で首席をとり、在学中に司法試験・国家公務員I種試験に合格、現在は弁護士として活躍しながら、タレント・執筆活動も行われています。なみなみならぬ努力をされてきたと思うのですが、そのなかでも「これは頑張った!」と言えるのはなんでしょうか。
山口 私自身の人生を振り返ると、ここ2年ほどは著作やメディアの仕事などを中心とした「アウトプット」をしていますが、それまでは「インプットの20年」、もっと言えば「勉強の20年」でした。中でももっとも努力したといえたのは、司法試験の前に1日19時間半勉強したことですね。それを2週間続けました。
—— 19時間半って、起きている時間全部ということですよね……。
山口 眠る時間を削り、ごはんの時間を削り、お風呂の時間を削り、余暇をすべてなくして。洗面器に水を張って氷を入れて、そこに足を浸けて寝ないようにしたんです。10日ぐらいで幻聴が聞こえるようになって、本当に気が狂うかもしれないと思いましたけど、2週間を終えたら、幻聴もピタッとやみました(笑)。
—— 想像を絶するエピソードですが、その2週間で、何か得たものはありますか?
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