西多昌規
スペースシャトルでも採用された「バルサルバ法」とは?
「テンパって」くると、脳はもちろんですが、からだのほうもあれこれとシグナルを出してきます。からだの不調は、精神的にも強い不安と動揺を来します。オーバーヒートしてしまう前に、ブレーキ やギアチェンジをして、自分の出しすぎてい るスピードを落とすには!?一一一好評発売中の『〔図解〕「テンパらない」技術』から一部を公開します。
「まずい……テンパりそう」と思ったら、お腹に力を入れてゆっくり息を吐く 
・動悸、過呼吸……体のシグナルを見逃さない
状況はどうであれ「テンパって」くると、脳はもちろんですが、からだのほうもあれこれとシグナルを出してきます。
たとえば、お偉方との面談、苦手な顧客回り、苦痛な電話対応、ただでさえいっぱいいっぱいなのに、さらに資料作りの命令……、負荷が強くなると、どのようなからだのサインが出てくるのでしょうか。
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この連載について
西多昌規
「あれもやっておかないと……、そういえばこれが先だった(バタバタ)」
「なんでこんなときに人身事故なんだよ!会議に間に合わない!」
このように余裕を失っている人、最近多くないでしょうか。「テンパらない技術」を知っておけば、まったく...もっと読む
著者プロフィール
精神科医・医学博士。自治医科大学・講師。1970年、石川県生まれ。東京医科歯科大学卒業。国立精神・神経医療研究センター病院、ハーバード・メディカル・スクール研究員、東京医科歯科大学・助教などを経て、現職。日本精神神経学会専門医、睡眠医療認定医など、資格多数。これまでに数多くの患者を臨床現場で診察するだけでなく、脳機能を向上させる脳・睡眠研究の学術論文を発表し、成果を上げる。記憶・運動機能や感情コントロール、睡眠、コミュニケーション術に詳しい。精神科産業医として、企業のメンタルヘルスの問題にも取り組んでいる。医学生・研修医の教育にも力を注いでおり、講演や雑誌、テレビの取材など一般向けのアウトリーチ活動も精力的にこなしている。
主な著書に『「テンパらない」技術』(PHP文庫)、『「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本』『休む技術』(ともに大和書房)、『眠る技術』(だいわ文庫)、『病んだ部下とのつきあい方』(中公新書ラクレ)、『疲れる相手の話をきちんと聞く49のコツ』(実務教育出版)など多数がある。