第2回】コボCEO vs キンドル事業部長インタビュー

連載第2回は、両陣営のキーマンに話を聞く。楽天からはコボCEOのマイケル・サビニス氏、アマゾンからは、キンドルデバイス&アクセサリー事業部長の小河内亮氏と、ディレクター/キンドルコンテンツ事業部長の友田雄介氏が登場。

マイケル・サビニス(コボCEO)インタビュー

「オープンプラットフォームと
多言語対応ノウハウが武器」

 電子書籍端末の「コボ・タッチ」は、発売時こそトラブルに見舞われたが、顧客の声を100%反映し修正したので何にも心配しておらず、順調な滑り出しに満足している。

 今後は、画面が6インチで本体にライトを内蔵した「コボ・グロー」、そして5インチの「コボ・ミニ」の3機種で攻勢をかけていく。

 キンドルは決して脅威ではない。アマゾンは大企業で小回りが利かないからだ。逆にアマゾンのほうが、コボのことを脅威と感じているのではないか。

 というのも、まずコボはオープンプラットフォームであることが大きい。さまざまなフォーマットの文書を読み込むことができるし、書店や出版社、ひいては作家ともwin-winの関係を築いていくことができるからだ。

 また、電子書籍はその国の言葉を用いるため、極めてローカル色が強い。その点、コボは、米英以外のフランスやポルトガル、南アフリカ共和国といった英語圏以外の国々でも端末を販売、190カ国でサービスを提供しておりノウハウがある。そうした国々の書店チェーンとも提携、ベストセラーも確保しており、アマゾンにはない強みとなっている。

 われわれのビジネスモデルは、出店者との関係を大事にする楽天と極めて近く、相乗効果は大きい。楽天は紙の書籍も販売しており、本好きの顧客を多く抱えているという特徴がある。そうした人々に対し、端末や周辺機器、そしてコンテンツを販売できることは大きな意味がある。

 あらゆる顧客をターゲットにするアマゾンと違い、コボはあくまで本好きの人々に向けたサービスを提供したい。それこそが本当に喜ばれるサービスとなるからだ。(談)

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