20代パリジェンヌのファッション事情
花の都、ファッションの都パリに生息するパリジェンヌたちは、世界最先端のモードを取り入れたオシャレさんばかりだと思っていませんか?
実はそんなことないんです。じゃあどうなのかというと……?
今回も日本のファッション雑誌が伝えていない、リアルで意外なパリジェンヌのファッション事情をのぞいてみようと思います。前回の高校生インタビューに引きつづき、ちょっと年齢上の20代のパリジェンヌに話を聞いてみました。
左は終始クールなドゥニアさん(27)、右は小さなえくぼがかわいいエステルさん(24)
パリのファッションエリア・マレ地区の通りですれちがったオシャレなパリジェンヌ2人。 無造作なロングヘアに赤い口紅、クールな顔で颯爽と歩く姿は、こちらが声をかけるのも緊張するような雰囲気をただよわせています。
ドキドキしながら彼女らを追いかけ、「ちょ、ちょっとファッションについてのお話を伺いたいんですが」と声をかけてみると……足を止めてくれました。
「どうする?」とアンニュイ(というか、かったるそう)に顔を見合わせるも、うっすら笑顔がもれてまんざらでもないようす。5分だけなら、と引き受けてくれました。 仕事場に向かう途中だったという彼女たちに職業を聞くと「アート系」とだけ教えてくれました。モノトーンのシックな服装から見るに、この辺りに多いギャラリーでの勤務なのだと思います。