メモの取り方には2つのタイプがある
みなさんは、誰かの話を聞きながらメモをとるとき、どんな書き方をするでしょうか。いつものメモの取り方を思い出してみてください。
同じ話を聞いていても、メモの取り方は人によってまったく異なります。それぞれ多少の個人差はありますが、実は、大きく2つに分けられるのです。
1つめは、関係図を描くタイプです。このタイプの人は、書いたメモの中で重要だと思った箇所を〇(マル)で囲んでいき、他の○との関係を矢印で結んだり、枠で囲んだりして整理します。これは、視覚イメージと空間配置で物事を理解していることの表れです。
また、関係図を描くタイプの人は、印象に残ったことや重要だと思ったことを、そのとき書ける場所にそのままメモします。そのため、手元にある資料の余白部分に、プリントされていることとは全然違う内容のことがメモされていることがあります。
また、スケジュールや、やることリスト(To Doリスト)を書く場所が、あらかじめ用意された手帳をこのタイプの人が使うと、手帳に引いてある線とは無関係に、とにかくスペースのある場所にメモが書き込まれる傾向があります。メモ帳やノートをどんどん消費するのもこのタイプの特徴です。
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「そんなメモの取り方では、あとで確認するときに、どこに何が書いてあるかわからないじゃないか」と思う人もいるでしょうが、メモした本人は、「あの資料の右端に斜めに書いてある」というように見た目(イメージ)で記憶しているので、どこにメモがしてあるのか把握できています。そもそも、関係図を描くタイプは、あとでメモを見返すこと自体が少ないのですが……。
もうひとつのタイプは、メモを箇条書きするタイプです。
思いつくままに書く? 整理して書く?
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