「脳の使い方」で短所が武器に変わる!
「思いつきでものを言わないように!」
「もう少し柔軟に考えられない?」
上司からこんな注意を受けた経験が、みなさんにもあるのではないでしょうか。しかし、「そんなことは言われなくてもわかっている。でも、生まれつきそういう性格だからしかたない」というのが本音かもしれませんね。
「思いつきでものを言うこと」や「柔軟に考えられないこと」は、一見、短所に見えます。しかし、そうした短所に見える個性も、ちょっとした知識と工夫で、「武器」に変えることができます。
そのカギを握っているのが、「脳の使い方」です。脳には長所と短所があります。だから、長所を活かすと同時に、短所を補うことができれば、いつでも高いパフォーマンスを発揮することが可能になるのです。
では、どうすれば、脳の短所を武器に変えられるでしょうか。まず知らなければならないのは、私たちの脳は、大きく2つのタイプに分かれるということ。
自分の脳がどちらのタイプであるかを知って、うまく使いこなすことができれば、「思いつきでものを言わないように!」「もう少し柔軟に考えられないのか」と指摘されることもなくなります。
脳のタイプは、何らかの行動を選択する場面で表れます。まずは、自分がどちらのタイプかを知るために、次の7つの質問に答えてみましょう。
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あなたの脳のタイプはどっち?
次の7つの質問に対して、それぞれ自分がとる行動を、AかBで選んでください。ときと場合によるものもあると思いますが、「どちらかと言えばそうすることが多い」というほうを選択してください。
(1)新しい電化製品はまず使うか、説明書を読むか?
A:買ってきた電化製品を箱から取り出し、シールなどをはがしてまずスイッチを入れてみる
B:製品を操作する前に、取扱説明書に目を通す