ビジネス書より村上春樹!小説のイケてる男子に学ぶ、ビジネスと浮気の心得
『ねじまき鳥クロニクル』で数軒の飲食店を持つ「僕」の叔父は、「何か大事なことを決めようと思ったときにはね、まず最初 はどうでもいいようなことから始める」と言います。その具体例として語っているのが、“人間観察法”。これは、店を出そうと決めた場所の前に1日3~4時間立ち、通りを歩く人の顔をただじっと眺めるというもの。最低でも1週間、3000~4000人。そうするとその街と自分の店のコンセプトとの合致点が見えてきて、それは損益分岐点や回転数などを算出するよりも大事なことなんだそうです。
また『国境の南、太陽の西』の主人公のバーが成功している理由は、何より「想像力」だと言います。たとえば20代の独身男性が女の子をデートに連れていくなら、どんなお店で何を飲むだろうか、予算はいくらかなどを細かく趣味レーション。しかもコレ、子どもの頃からの習慣だったとか。想像力を働かせることは、マーケティングの本質ですからね!
最後に、デキるビジネスマンは結構モテるもの。魅力的な女性が身近にいて、「性欲は当たり前にあるもの」であれば、浮気だってしちゃうことも……ありますよね。そんなときの的確な対処法は、『国境の南、太陽の西』の主人公の義父が教えてくれてました。まず、何があっても午前2時までには家に帰ること。いわく、この時刻は「疑われない限界点」。もう1つ、友達を浮気の口実に使わないこと。そして間違っても『ねじまき鳥』の僕のように、「充電してた」とは言わないように!
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