お酒を減らす4つの方法
そうは言っても、お酒が好きな人がお酒を減らすのはとても難しいことです。酔っ払ってしまうと、気が大きくなって、「あと1杯」を意志の力だけで減らすのは大変です。
お酒を減らすコツとして、以下の4つの方法があります。
1.水と一緒に飲む
2.おつまみの食べ方を変える
3.高級なお店、お酒に替える
4.「ながら飲み」をやめる
次のページから、順に説明していきましょう。
1.水と一緒に飲む
お酒でノドの渇きをいやそうとすると、飲みすぎにつながります。まずは水を1杯飲んでから、乾杯してください。それだけで酒量が減ります。
1杯目のビールのおいしさのために、最初に水を飲むのはどうしてもイヤだ、という場合は、お酒を飲む合間に水を飲んでも構いません。お酒と水はいつも一緒に注文するようにしてください。常に水と並行して飲むことで、酔いもまわりにくくなりますし、酔わなければ調子に乗って「もう1杯!」も減ります。
2.おつまみの食べ方を変える
お酒のおつまみを替えたり、食べ方を工夫するのも効果があります。
飲みすぎで太るタイプには、お酒そのものよりも、一緒に食べるもので太る人も少なくありません。お酒のつまみには、唐揚げやポテトサラダのように、こってりしてカロリーが高いものが多いからです。
おつまみを食べるときは以下のようなことに気をつけてみてください。
・野菜、海藻、きのこ類から先に食べる
・よくかむ
・シメのごはんや麺類を汁物にする
3.高級なお店、お酒に替える
価格が高いお店に替えると、自然に飲みすぎが避けられます。 安さが自慢の居酒屋チェーンはおサイフには優しいのですが、飲みすぎにつながります。飲み放題、食べ放題の宴会プランはなるべくやめましょう。
4.「ながら飲み」をやめる
テレビやネットをだらだら見ながらお酒を飲むのはやめましょう。そういう区切りの見えない時間にお酒を飲んだり、ものを食べたりしていると、いくらでも続けてしまうという問題があります。
仕事で疲れて、ソファーに寝転がってテレビをつけたまま動かない。そしてそのまま、ビールやおつまみ、お菓子などを食べる……、といった習慣のかたも多いと思います。この悪循環を避けるには、「とりあえずテレビ」「ひとまずネット」をやめてみてください。まだ元気な朝のうちに「今日帰ったら、なにをするか」を決めておくといいでしょう。
ついつい飲みすぎてしまうお酒やおつまみの量が、驚くほど減るはずです。
②維持期:減量期が乗り切れたら、維持期は楽勝
このダイエットを続けた結果、Bさんは、60日間で5㎏やせて、目標体重の62㎏になりました。
ここからは、②維持期(減った体重をキープする時期)です。ここで暴飲暴食をすると、リバウンドをするのはあっという間なので気をつけてください。
維持期には1日あたり217キロカロリーを減らしますが、①の減量期でできるようになった習慣を少し応用すれば簡単です。たとえば、ランチで大盛りをやめて、お酒を今までより1杯だけ控えればよいのです。
■お酒が日課で夜型生活のBさん(35)のまとめ
・お酒を飲むと睡眠の質が下がる
・ランチの大盛りは仕事の効率を下げる
・夜型生活は負の連鎖である
■お酒を減らす4つの方法
①水と一緒に飲む
②おつまみの食べ方を変える
③高級なお店、お酒に替える
④「ながら飲み」をやめる(テレビやネットを観ながら飲まない)
■飲みながら食べすぎるのを防ぐ3つの方法
①野菜、海藻、きのこ類から先に食べる
②よく噛んで食べる
③シメのごはんや麺類を汁物にする
次回は6月18日(木)更新予定。
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第1章 なぜダイエットはこんなに難しいのか?
第2章 ハーバード式・究極のダイエット理論
第3章 モチベーションゼロで成功率100%のコツを学ぶ
第4章 ダイエットについてのQ&A