晩酌は肥満の元? お酒が日課で夜型生活のBさんの場合

夜遅くまでバリバリ働く30代の男性Bさん。仕事が終わったらお酒を飲むのが日課になっているのだとか。実はこの「お酒」が、負の連鎖を招く、肥満の大きな原因になっているようです。
「みんなの健康づくり」のプロ、予防医学研究者である石川善樹さんが、最新の生理学、脳科学、疫学研究、心理学、行動科学などを駆使して、ダイエットに成功するために、必要なことを解き明かします。発売即重版! もう絶対リバウンドしない、その名も『最後のダイエット』ぜひお試しください。

ケース2.お酒が日課で夜型生活のBさん

[年齢]35歳 [性別]男性[身長]170㎝
[職場での活動]デスクワークが主でたまに外出
[休日の活動]あまり外出せずゆっくりする
[今の体重]67㎏[目標体重]62㎏ [所要日数]60日

 2人目は30代のBさん。彼は遅くまでデスクワークに励むビジネスマンです。仕事やプライベートで、毎日お酒を飲みに行きます。

 身長170㎝で体重67㎏は、やや太め。これまでに何度も急激なダイエットをして、リバウンドもたくさん経験しています。Bさんは、60日間で5㎏減らして、62㎏を目指します。

 さて「減量シミュレーター」で診断すると、どんなダイエットが必要でしょうか。シミュレーターに項目を入力すると、1日のカロリーを次のように減らすべきだとわかりました。

[減量期] 564kcal/日を60日間 減らす

[維持期] 217kcal/日を減らす

夜遅くまでお酒を飲むという悪循環

 Bさんは、朝ごはんをいつも野菜ジュースですませています。

 お昼は、オフィス近くの牛丼屋などに行きます。朝食べていなくてお腹がすいているので、頼むのはだいたい大盛りです。

 夕方になると小腹がすきますが、缶コーヒーで我慢。仕事はまだまだ終わりません。なんとか残業が終わると夜10時過ぎ。友人と軽く飲みに行くか、帰りにコンビニでお弁当やおつまみと缶チューハイを買い、うちでテレビのスポーツニュースなどを観ながらお酒を飲みます。

 Bさんのように、朝ごはんは抜きで、昼はたっぷり、そして夜遅くから食事やお酒、という人は男性のサラリーマンにとくに多いと思います。


 じつは、夜型で眠る前までお酒を飲む生活習慣は、とくに肥満につながりやすいもの。なぜそうなるかというと、この生活には、ものすごい負の連鎖が起こっているからです。

 まず最初に、睡眠の質が低くなります。睡眠の質が低くなると、起きているときに疲れているせいで、身体の活動が鈍くなり、消費カロリーが下がります。

 また、夜遅くまでお酒を飲んでいると、朝起きたときにはまだお酒が残っていて、朝食を食べられません。昼にはお腹がすいてドカ食いをして、睡眠が十分でないこともあって、午後には眠くなります。そうなると、午後の仕事の効率が下がり、夜遅くまで残業をすることになります。そうすると夕食が遅くなり……という悪い循環がぐるぐるまわっているのです。

 これだけの要因がそろうと、太らないはずはありません。どうやって改善するか、見ていきましょう。

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最後のダイエット

石川善樹

最新の生理学、脳科学、疫学研究、心理学、行動科学などを駆使して、「みんなの健康づくり」のプロ、予防医学研究者である石川善樹さんが人類史上最大の難問であるダイエットに解き明かしました! もう絶対リバウンドしない、その名も「最後のダイエッ...もっと読む

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sizukanarudon 最後のダイエット|石川善樹@ishikun3 https://t.co/4vf0gVzrIv ダイエットをしている60日間は、ランチをファストフードではなく、和食店で食べる。 魚がメインのおかずになっているヘルシーなメニュー。 4年以上前 replyretweetfavorite