それでも僕は、外科医をやめない

生と死は隣り合わせ。時に人はその境目を越えたくなる

無意識の中で人は破滅を求めて、時折常識外れなことをしようとします。それらはすべて、あるひとつの感覚を呼び起こすために行うと雨月氏はいいます。危険なことをして初めて感じる「生きている実感」。


こんにちは。外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。

日に日に暑くなってきました。病棟で回診していると、汗ばんでくるので白衣を途中で脱ぐ羽目になります。

しかし、私が1日8時間くらい滞在する手術室では、常に室温は24度くらいに設定されているので、なかなか季節を感じられません。青空手術とか、あっても困りますけどねえ。

「にわか雨だ!早くお腹閉じないと、患者さんのお腹の中みずびたしだよ!」なんて具合にね。

東京では連日30度近くまで気温が上がっていますね。もう私は自宅でクーラーを使い始めました。扇風機を出したよーって方もいるかと思います。

ところであの扇風機。回っているところに指を突っ込みたくなったこと、ありませんか?

私は子供の頃から、ずうっと突っ込みたかったです。

でもそうはいきませんよね。きっと手を突っ込んだらとんでもなく痛いでしょうし。

実家の扇風機には羽を囲む金網があって指が入らないようにそのまわりに専用カバーまで装着されていました。

しかし一人暮らしするようになって、当時、流行していたUSBに差し込んで使う用の小さな5cmくらいのミニ扇風機を買いました。

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それでも僕は、外科医をやめない

雨月メッツェンバウム次郎

高学歴エリート集団だと思われがちな外科医の世界は、実は、毎日人を切り刻んでる特殊な世界です。現役医師が語る外科医の世界は、とっても不思議な世界。毎日、さまざまな患者さんと接し、手術をするなかで感じたことを、ありのままに語ります。not...もっと読む

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コメント

i_n_m_16 「破滅願望」…個人的には、サシ飲み中、相手にビールかけたくなる。 4年以上前 replyretweetfavorite

su_3 スポーツやゲームもこの類かな。  4年以上前 replyretweetfavorite

sukuwet 大量のケーキを買い占めて食い尽くすのを夢想するのは私だけ? 4年以上前 replyretweetfavorite

pochakawanon 生きてる実感がなく生きるのは結構しんどい。時には命を実感せねば。[無料] 4年以上前 replyretweetfavorite