第六章 他人に左右されない人生を掴み取れ! vol.1 人生に競争などない

これまで続いてきた「会社に左右されない仕事術」も、この第六章で最終章となります。競争社会という言葉が象徴するように、私たちの人生にはあらゆる競争が組み込まれているように映ります。それに対し三田さんは”人生に競争などない”と語りました。その言葉が意味することは一体何を意味するのでしょうか?(『会社に左右されない仕事術』より)

人生に競争などない

 いま、多くの日本人は迷っている。

 市場原理主義で競争社会を推し進めていくと、格差ばかりが広がっていく。しかし、国民にお金を配って格差を是正しようとすると、今度は借金まみれになって国の将来が心配だ。一部の強者だけが勝ち残る市場原理主義はよくないけれど、かといって借金に頼らず格差をなくす方法もわからない……およそマスコミの論調は、こんなところだ。

 しかし、この認識には根本的な誤りがある。

 市場原理主義云々の議論は、経済の専門家に譲ろう。ここで問題にしたいのは、もっと基本的な話である。

 まず、強い者だけが勝ち残るのは当然の話だ。そして強い者が勝つ限り、そこには格差が生まれる。格差そのものをなくそうとするのは、運動会で「みんなで手をつないでゴール」するような議論でしかない。

 なぜ、強い者だけが勝つ弱肉強食が正しいのか?

 そこに「ルール」があるからだ。

 ビジネスでも、スポーツでも、受験でも、競争は必ずルールに従っておこなわれている。もし、強い者が勝てないルールがあるとすれば、そんなに不公平な話はないだろう。誰の目にも公平なルールがあり、力を発揮した者が勝つという保証があるからこそ、ゲームは成立するのだ。

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会社に左右されない仕事術

三田紀房

まちがいだらけの転職市場、ビジネス事情にメスをいれ、多くの社会人を叱咤激励した漫画『エンゼルバンク』。そのエッセンスを凝縮した副読本の一冊、『会社に左右されない仕事術』の内容を、cakesでもお届けします。はじめてのことばかりで悩む新...もっと読む

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