山内宏泰
金沢で現代アートと向き合う!「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」展
北陸新幹線の開通により、観光地としての人気が増大している金沢。そんな金沢の市街地にある金沢21世紀美術館では「我らの時代:ポスト工業化社会の美術」と題した企画展が開催されています。スプツニ子!さんや金氏徹平さんといった日本の現代美術の最前線にいる10組が作品を出されているこの企画展。現代アートが伝えようとしている「我らの時代」を感じ取るためにも、訪れてみてはいかがでしょうか。
いままさに活気のある日本の街といえばどこか。それはもう金沢でございましょう。この春、北陸新幹線が開通して以来、街を訪れる人は激増。地元の方々も、ちょっとした祝祭ムードを味わっているようです。ある老舗旅館のオーナーは言っておりましたよ。これまでは関西方面からの宿泊客が主だったけれど、今年から首都圏からの客がそれを軽く上回ってしまったと。
そんな沸き立つ金沢の市街地に、金沢21世紀美術館はあります。2004年に開館してこのかた、高い人気と評価を誇っており、地域の新名所としてすっかり定着しておりますね。「21世紀」と掲げるだけあって、現代美術を取り上げることは多いのです。現在進行形で世界的に活躍するアーティストによる常設展示は、売りのひとつでございます。
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この連載について
山内宏泰
世に“アート・コンシェルジュ”を名乗る人物がいることを、ご存じでしょうか。アートのことはよく知らないけれどアートをもっと楽しんでみたい、という人のために、わかりやすい解説でアートの世界へ誘ってくれる、アート鑑賞のプロフェッショナルです...もっと読む
著者プロフィール
ライター。美術、写真、文芸その他について執筆。著書に『写真のフクシュウ 荒木経惟の言葉』(パイインターナショナル)『写真のフクシュウ 森山大道の言葉』(パイインターナショナル)『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)『写真のプロフェッショナル』(パイ インターナショナル)『G12 トーキョートップギャラリー』(東京地図出版)『彼女たち』(ぺりかん社)など。東京・代官山で毎月第一金曜日、写真について語るイベント「写真を読む夜」を開催中。東京・原宿のスペースvacantを中心に、日本写真を捉え直す「provoke project」開催中。
公式サイト:http://yamauchihiroyasu.jp/