パリで春画展!?フランス人と「エロ」の関係

先週、日本初の「春画展」の開催が発表され、話題となっています。というのも、江戸時代のエロティックな浮世絵である春画は、表現が性的すぎるということで、集中的な展示が見送られてきたのです。しかし春画は、実は世界では他の日本の芸術同様注目されているんです。パリに住んでいる中村綾花さんが、パリで開催していた春画展に突入。展示会場に訪れていた70代カップル、マダム、日仏カップルの感想は? そこから見えてきたのは、フランス人の表現の自由に対する考え方でした。

公共の場所にあんなものが……!

ついに! というかようやく! 日本で初めて「春画」をメインにした展示の開催が決まり話題になっています。海外では既に開催され大反響だったというのに、日本では今まで「性的な表現」が問題視されて開催が見送られていたのです(ただし、日本での展示は18歳以上限定)。

ところで、今年の始めにパリで起こった新聞社襲撃テロ。この時多くのフランス人がショックを受けたのは「表現の自由」を攻撃されたから、というのを覚えているでしょうか?

この事件の真っただ中に実は日本の春画展が開催されていました。

「こんな非常時に春画なんてけしからん!」なんて苦情をいうパリジャンはいません。それどころかパリ中の地下鉄の広告スペースに、この展示会の広告として、江戸時代の商人と遊女と思われる男女が絡み合う春画が掲示されていたほどです。「公共の場所にこんなハレンチな広告出しちゃっていいの!?」と、ヒヤヒヤしたのは日本人の私だけのようでした。フランス人の表現の自由は、性に対しても寛容に認められているのです。


春画に限らず、パリでは「エロティック」をテーマに関する展示を開催することがよくあります。

例えば、世界から観光客が集まるオルセー美術館では、過激なエロティシズム作品を生み出した小説家「マルキ・ド・サド」をテーマにした展示があります。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
パリジャン十色

中村綾花

“花の都”と称され、雑誌やテレビでもその優雅なイメージが特集されることの多い、フランスの首都・パリ。パンやスイーツはおいしいし、ファッションは最先端だし、歴史ある建物たちも美しいし、住んでいる人もおしゃれな人ばかり……と思いきや、パリ...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

ayakahan 話を聞いたマダムは「未成年にも見せるべき」とのこと。さすがパリジェンヌ。 約2年前 replyretweetfavorite

ayakahan 日本でも遂に春画展開催だそうです! 約2年前 replyretweetfavorite

hirarisa_R タイムリーな話題で書いていただきました〜 |パリジャン十色|中村綾花 https://t.co/LKOBr7cr51 約2年前 replyretweetfavorite

ayakahan いよいよ公開!|[今なら無料!]生粋の日本育ち女子がのぞいた、常識やぶりなパリジャンたちの素顔 約2年前 replyretweetfavorite