他人の赤子に話しかける日本人
なぜかはわかりませんが、日本では、他人の生活にあれこれを口を突っ込む人々が大勢おります。忙しくてしょうがないようなのに、他人が気になってしょうがない、というか、おせっかいというか、単に話したいのかもしれません。
子供を連れて歩いておりますと、
「あら、あなた赤ちゃんの爪が伸びているわ」
「あなたこの乳母車どこの? どこで買ったの?」
「何ヶ月なのかしら?」
「どこに住んでるの?」
「どこで産んだの?」
「ハーフちゃん? お父さんはどこの人?」
「無痛分娩?」
「もう何か食べるの?」
「こんな毛布のかけかたじゃだめよ。寒いわよ。足が裸だわ。寒いわよね」
「髪の毛が少ないけど大丈夫? なんでかね? お医者さんに見せた?」
という方々が、どこからともなく湧いてきて、叱咤激励、質問、評論、感想、叱責の嵐になるわけです。
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