ゴールデンウィークの最後にテルマエ・ロマエ気分
先週末は京都在住の前職の先輩を訪ねた。少し前に「5/12に京都こうへんか?」とお誘いのメッセージがきて、何かあったかなと思って聞いてみると、まだ冬の頃に僕が勧めたコンサートが、京都で行われる日だった。予定していた人が来られなくなり、代打をお願いできないか、とのこと。ピアニストの娘リリーとバイオリニスト息子サーシャを連れたミッシャ・マイスキーのトリオと、下野竜也が指揮する京都交響楽団の共演。ちなみに夜は祇園の「阪川」を予約しているという。こうなってくるとどう考えても楽しいわけで、行かざるを得ない。
最近シングルに戻ったこの先輩だが、割合本命のデートにフラれ、わけの分からない女子を誘うくらいだったらあいつ誘うか、みたいなかんじで声をかけてくれたのだと思われる。10年ほど前に僕が会社を退職する直前にも2人で京都で遊んでもらったことがあって、それ以来の同じ野郎二人の京都での1日。他の人たちとは一緒に何度もあっているが、それでも懐かしいし、お互い歳をとった。
前日は朝まで中目黒で飲んでいたので(目が覚めたと思ったら朝の5時で、そしてバーだった)、あやうく遅刻しかけたのだが、朝のシャワーを断念したことが功を奏して、無事間に合う。おっさん二人で、昼からクラシックのコンサートを観る。これだけでわざわざ京都までくる価値のあった素晴らしい演奏だった。
食事まではまだしばらくあって、時間を持て余した我らはまずは祇園のサウナ「ルーマプラザ」へ。ゆっくりとサウナで汗を出し、露天風呂につかりながらコンサートの余韻に浸っていると、観劇からの、飲みに行く前での入浴というスタイルは、まるでテルマエロマエに出てきそうな古代ローマ人の休日みたいという気になってきて、なんだか随分と幸せな気分になってきた。
贅沢すぎる「居酒屋」から5月の京都を堪能
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