よけいなものは何もいらない!—シンプルなかたち展

先史時代の石器から、最先端の現代アーティストによる先鋭的なインスタレーションまで様々な年代の「シンプルなかたち」。その展覧会がが東京六本木の森美術館のリニューアルオープン記念展として開催されています。じっくりと眺めるべき、単純であるからこそ究極な「シンプルなかたち」に魅了されてみてはいかがでしょう?

しばしメンテナンス休館となっていた東京六本木の森美術館が、リニューアルオープンいたしました。大々的に開かれている記念展は、「シンプルなかたち」と題されております。

先史時代の石器から、最先端の現代アーティストによる先鋭的なインスタレーションまで。展名のとおり、古今東西の、じっくり眺めるべきシンプルなかたちをしたモノや作品が、会場にぎっしりと集められています。

先史時代のものと見られるフランスの火打石、マティスの切り紙絵、刀剣のようなフォルムが黄金色に光るブランクーシの彫刻……。たしかに、シンプルなものというのは見応えがありますね。考え抜かれ、研ぎ澄まされた末にたどり着いた、「これしかない!」という作者の心の声が聞こえてきそうな形態は、圧倒的な迫力をまとっています。ひょっとすると、シンプルさへ向けてよけいな考えやかたちを削ぎ落していった先に、本質だとか普遍だとか、そういうものが顔を出すのかもしれません。

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アート・コンシェルジュからの便り

山内宏泰

世に“アート・コンシェルジュ”を名乗る人物がいることを、ご存じでしょうか。アートのことはよく知らないけれどアートをもっと楽しんでみたい、という人のために、わかりやすい解説でアートの世界へ誘ってくれる、アート鑑賞のプロフェッショナルです...もっと読む

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mitanco 良さそう。 4年弱前 replyretweetfavorite