紫原明子
子供が子供の親になった【迷走の出産劇場その2】
「日本一炎上しがちな夫」こと、起業家の家入一真さんと結婚した紫原明子さん。なんと出産したのは19歳のとき。10代にして母親となり、子供と関わることになった明子さんが、出産直後の戸惑いを振り返ります。
長男は予定日より2日遅れの3月5日に生まれた。
陣痛が始まってから約10時間。子宮口が全開になっても一向に破水しなかったので、お医者さんが胎嚢(赤ちゃんの入った袋)をハサミでチョキンとやると、羊水と一緒にぼろっと飛び出すように生まれてきた。あまりにも勢いがよかったおかげで、私のデリケートゾーンの中でも最たるデリケートゾーンはその際、少々裂けたらしい。これだけ言うとゾッとする話だが、陣痛から出産にかけてのどさくさの中では、どことは言えないけれどもあちこちが猛烈に痛いので、別に会陰が裂ける痛みなど大して気にならないのである。
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強く愉しく新しい“家族論”エッセイ、ついに書籍化!
この連載について
紫原明子
「日本一炎上しがちな夫」こと、起業家の家入一真さんと結婚した家入明子さん。現在「ソーシャル主婦」として、家入家独特の育児の話や、夫婦間のデリケートな話題に切り込む記事をブログで発信し、話題となっています。そんな明子さんが、ブログよりも...もっと読む