「これからの◯◯の話をしよう」という意識高い系の言い回し
いやあ、嬉しい。なぜならcakesの読者が、このシリーズに好意的だからだ。おかげ様で第1回目の記事は、4月の月間アクセスランキングでベスト5に入った。
これまでは、今まで取りざたされてきた「意識高い系」を総括してきたが、今回からは「これからの意識高い系の話をしよう」ということで、『「意識高い系」という病』(KKベストセラーズ)を2012年の暮れに出してから意識高い系業界で起きたこと、これからの意識高い系について書くことにしよう。そう、「意識高い系」がタイトルになっている本は、この本くらいなのだ。おかげ様で、学術書にも引用されることがあるのだが、あの本で書ききれなかったこと、考察が浅かった部分、あれから変化が起きたことなども多々あるのだ。
なお、このタイトルも、ちゃんとネタになっている。「これからの◯◯をしよう」という言い回しは、言うまでもなくサンデルの『これからの正義の話をしよう』の真似をしているわけだが、これは当時、意識高い系がよく、ブログのエントリーや、自分たちの勉強会、読書会のイベントタイトルによく使っていたのだ。「これからの就活の話をしよう」「これからの起業の話をしよう」というように。彼らが本当にサンデルの本を読んだのか、怪しいのだが。
というわけで、「意識高い系」の最近の論点をまとめよう。
News Picksで跳梁跋扈する意識高い系
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