十の夢

第3回】夢をもとに、現実を変える

開発ユニット「AR三兄弟」の長男・川田さんを運命づけている「十夢」という名前。幼い頃から奇妙な夢をみて、それが何だったのかよく考えていたそう。その不思議な体験が、いまITと組み合わさって、夢のような作品のルーツになっています。

夢と現実が、想像力を奪い合う

—AR三兄弟は、ファッション、アニメ、おもちゃ、雑誌、テレビ、展覧会など、ジャンルもメディアも本当に幅広い分野で活動していますよね。

川田 数えたら、3年で180個くらい開発してました。そもそも、ひとつの作品に1週間以上かけないんですよ。つくっているものに対して飽きちゃうから(笑)。

—時間がかかっていそうな作品ばかりなのに! なぜそんなに次々とアイデアが出てくるのでしょうか?

川田 夢がアイデアのルーツになってるところはあるかもしれない。僕、名前が「十夢」じゃないですか。そのせいか、小さい頃から変な夢をよくみていたんですよね。起きてからも、夢でみたものが何なのか、ずーっと考えていました。たとえば、耳から長い毛糸が出てくる、とか。

—えっ、毛糸?

川田 みんなの耳から長ーい毛糸が出ていて、すんごく気持ち悪いんですよ。でも、みんなには糸が見えてなくて普通に生活してる。だから自分の糸も放置してたら、それが最終的に頭の上で大きな球体になってて、「こんなにデカいのは恥ずかしい」と思ったところで、目が覚める。

—うわ、たしかに変な夢ですね。ちょっと精神状態が気になるかも……。

川田 なんか話がカウンセリングみたいになってきたけど、大丈夫ですか(笑)。いまは逆に、夢のなかで税金を納めたりしていますけどね。現実でビーム出すなど、夢みたいなことをしているからかな。夢と現実が想像力を奪い合っている感じです。

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川田十夢

開発ユニット「AR三兄弟」の長男として、アイデアと技術を組み合わせ、ユニークな作品を発表してきた川田十夢さん。目からビームが出たり、透明人間になれたりと、まさに「夢」のようなことを実現する「AR(拡張現実)」とは、いったいなんなのでし...もっと読む

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