後編】ステレオタイプがあるほど、壊しがいがある

地方都市発のフリーペーパー「美少女図鑑」とのコラボ企画、「彼女写真」が好評の写真家・青山裕企さん。全国各地の「娘」と「お父さん」のジャンプ写真を収めた『むすめと!ソラリーマン』の刊行記念に、ブロガーの家入明子さんとのツイキャス対談が行われました。お二人にとっての父親と娘の関係についてご自身の経験を踏まえてその考えをお聞きしました。

コンプレックスの闇が鉱脈になる

家入 私、この本を拝見して、お父さんがこんなに無邪気な表情を見せているのって、やっぱり娘さんが横にいて、安心しているからだなって思いました。実際に娘と生活してると、娘って観音様みたいだな〜って思うことがあるんですよ。


櫻井父娘

青山 観音様ですか?

家入 なんでも受け止めてくれる慈悲深さを感じるというか……。

青山 ああ、それはわかるような気がします。「慈悲深さ」って、すごく的確な言葉ですよね。

家入 この本、女の子の中にはちょっと澄ました顔の子もいるんだけど、横で跳んでるお父さんは一様に嬉しくてたまらないって感じなんですよね。この「むすめと!」のツーショットって、やっぱりお父さんたちの夢なんだろうと思うんです。こういう馬鹿なポーズをとっても娘が横で微笑んでくれているっていうシチュエーション、日常ではなかなかないから。

青山 まさに、そういうテーマがこの本にはあると思います。女の子の方は跳ばない、っていうのも大きなポイントなので。

家入 澄ましてる子もいいし、笑ってる子、ちゃんとポーズをとってる娘さんの写真もおもしろいですよね。中には娘さんの彼氏みたいな雰囲気のお父さんもいる。

青山 そうなんですよ。娘さんがお父さんを大好きで、本当に恋人同士みたいに仲のいい親子もいました。どういう教育をしたらそういう娘になるのか、教えてほしいです(笑)。僕はとにかく女性と接点が無い家庭環境だったんで、女性が男性を絶対的に慕う、っていう状況が全く想像できないんですよ。今でもそうです。

家入 でも、青山さんは奥さんいらっしゃいますよね? 奥さんと結婚された時に、幻想とか妄想が現実に一歩近づいたわけじゃないですか。それでも、妄想上での、女性へのピュアな気持ちや一方での邪な気持ちは、そのまま聖域のように残っていたわけですか?

青山 そうですね、別ものなので、残ってます。

家入 大人になってもその妄想が上書きされなかったのは、コンプレックスの対象が「スクールガール」だったからなんですかね。

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ソラリーマンは美少女に勝てる。—家入明子×青山裕企対談

紫原明子 /青山裕企

地方都市発のフリーペーパー「美少女図鑑」とのコラボ企画、「彼女写真」が好評の写真家・青山裕企さん。全国各地の「娘」と「お父さん」のジャンプ写真を収めた『むすめと!ソラリーマン』の刊行記念に、ブロガーの家入明子さんとのツイキャス対談が行...もっと読む

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