肩身の狭い思いをしているゆとり世代
ところで、「仕事中(戦闘中)も自分らしさ(オンナノコ性)を捨てない」「自己実現を優先」は、いわゆる「ゆとり世代」の特徴とも近い。たしかに、本連載で設定しているセーラームーン世代(1982〜92年生まれ)の下半分は、一般に定義される「ゆとり世代」(1987〜96年生まれ)とかぶっている。
「ゆとり世代」は特に職場において、年長世代からの激しいバッシングに遭っているが、以前の回でも触れたように、能書きだけでなく「結果」を出すのがセーラーチームだ。オンナノコ性を捨てない戦闘でも必ず敵に勝利し、自己実現を大切にしながら、ミッションもきっちりこなす。セーラームーン世代の前半はゆとり世代かもしれないが、必ずしもゆとり世代の短所を体現しているとは言えない。
セーラーチームの夢への向きあい方
むしろ「ゆとり世代」的なるものをレイが糾弾する話もある。第152話「炎の情熱! マーズ怒りの超必殺技」だ。
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