土屋つかさ
第6回 「再帰」から動き始める2014年
元SE・コンシューマーゲームプランナーの作家・土屋つかさ氏が、日本でほとんど紹介されていないイングレスの壮大なバックストーリーについて解説する連載。今回は2014年1月から3月に行われたXMアノマリー「#Recursion」の物語を、ビデオメッセージとあわせてご紹介。#Recursionはこの次のアノマリーである「#Interitus」と前後編の形式になっています。
■ハンク・ジョンソンとクルーのビデオメッセージ(2013年12月16日)
#13MAGNUSが終了した二日後、ハンク・ジョンソンが以前撮影していた映像が公開されました。
Hank Johnson's NOMAD: #13MAGNUS
そこではアフガニスタンを旅するハンク・ジョンソンが、13マグナス教団本拠地にあるポータルを見つけるために洞窟を探索していました。そしてその時何者かに襲われ、そこでビデオが途切れています。
その次の日(12月17日)、クルーによるビデオメッセージが公開されます。映像はやがてクルーとADAを重ねて映し、両者が融合していることを示しています。ADAは人類と機械が融合する時代、Interitusの到来を予見します。
Klue/ADA's Message to the Resistance
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この連載について
土屋つかさ
携帯端末の位置情報を使い、現実世界で大規模な「陣取り」を楽しめることで話題を集めるオンラインゲーム「イングレス(Ingress)」。このゲームの背後に壮大なSF設定が隠されていることはご存知でしょうか? 日本ではほとんど紹介されていな...もっと読む
著者プロフィール
ライトノベル作家&ゲームデザイナー。第12回スニーカー大賞にて「3H2A 論理魔術師は深夜の廊下で議論する」が奨励賞を受賞。「放課後の魔術師(メイガス)①オーバーライト・ラヴ(角川スニーカー文庫)」でデビュー。デジタル・アナログゲームに造詣が深く「ゲームっぽい」作風を得意とする。「サマーウォーズ クライシス・オブ・OZ(同)」「The Stories of Schatzkiste 私設図書館のメイドたち(宝島社)」など、ノベライズ作品も多数執筆。